ローンとは?|現役銀行員によるローンの基本講座

ローン

お金を借りたい!

でも、ローンのことが分からなくて不安・・・

そんな皆さんのために、ローンについて現役銀行員がどのサイトよりも分かりやすく解説します。

分からないところだけ知りたい人は、目次からリンクしてください。

それでは、ローンの超基本を解説していきます!

ローンとは何か?

基本的な情報

ローン(loan)とは、貸付金・融資のこと。

英辞郎

ローンを日本語にすると、融資。つまり、お金を借りることを意味します。

一般的に、銀行などからお金を借りている人のことを「ローンがある」と言います。しかし、『お金を借りている』という意味からすると、親にお金を借りている人や奨学金を借りている人も、広義には「ローンがある」といえます。

ここでお伝えしたいのは
広い意味で捉えると、ローンがある人は結構たくさんいるということです。

銀行員の豆知識
  • 銀行はお金を貸すことを『ローン』または『融資』と呼びます。
  • 『ローン』は、個人のお客様向けにお金を貸すこと。
  • 『融資』は、企業にお金を貸すことを意味します。銀行によっては『事業性融資』や『法人向け融資』と呼ぶこともあります。

どんなときにローンを利用する?

まずは、前章のおさらいをしましょう。

ローンとは、お金を借りること。

ローンとは何か?

ということで
ローンを利用するのは、お金を借りる必要があるとき

そして、
お金を借りる必要があるときとは、お金に困っているときです。

この『お金に困っているとき』は、大きく2つのケースに分けられます。

  1. 大きな買い物をするとき
  2. 生活費が足りないとき

この2つの借りるケースごとに、利用すべきローンは異なります。

重要な点ですので、ご自身がなぜお金に困っているのかを意識しつつ、ここからの詳しい解説をご覧ください。

銀行員の豆知識
  • 銀行では、『お金を何に使うのか?』のことを、資金使途と呼びます。
  • 銀行員から「ローンの資金使途は何ですか?」と言われたら、「ローンを借りて、何に使うんですか?」と問われていると理解しましょう!

大きな買い物をするとき

人生の中で大きなお金がかかる3つのことは

  • 住宅の購入
  • 子の教育
  • 老後資金

と言われています(東洋経済オンライン)。

例えば、住宅の購入。
マンションにしても戸建て住宅にしても、何千万円ものお金がかかるので、現金で家を買える人はほとんどいません。多くの人が、ローンを借りて住宅を購入します。

その他にも、車の購入や海外旅行、子どもの教育費など大きな買い物をするときに、ローンを利用します。

銀行員の豆知識

生活費が足りないとき

大きな買い物はしないけど、お金に困ることもあります。例えば、

  • 給料が減って今月ピンチ!
  • ガソリン代があがってお金がない
  • 結婚式のご祝儀を払わなきゃ…

など収入が減ったり、急な出費が発生して、生活費が足りなくなるケースです。

生活が苦しくなってしまうのは、なかなか予想がつきにくいコワさがあります。

銀行には、そんな恐怖を和らげてくれるローンがいくつかあります。

ということで、お次は『銀行にはどのようなローンがあるのか?』を詳しく解説します。

ローンにはどんな種類がある?

チェック CHECK

銀行のローンの種類を分類するには、2つの軸があります。

一つは、先ほど出てきた『資金使途』。つまり、ローンで借りたお金を何に使うか?

そして、もう一つが『借りる形式』です。借りる形式には、以下2つがあります。

  • 証書貸付
  • カードローン

『資金使途』と『借りる形式』で、ローン種類を分類した表がコチラ。

ローン種類マトリクス

ここからは『借りる形式』ごとに、詳しく解説していきます。

証書貸付

証書貸付。
読み方は『しょうしょかしつけ』です。

銀行員の豆知識

銀行では、略して『しょうがし』と言います。

証書貸付をWikipediaで調べると、非常に難しい言葉で説明されています。しかし、証書貸付の特徴として知っておくべきことは以下のことくらいです。

  • 事前に申込んだ金額が、一括で預金口座に振り込まれる。
  • 資金使途が決められたローンの場合、お金の使い方は限定される。(例)車のローンの場合、車屋さんへの支払いにしか使えない。
  • 追加でお金が借りたい場合、別途お手続きが必要になる。

なお、ローン種類マトリクスのとおり、証書貸付は大きな買い物をするとき専用の商品として

  • 住宅ローン
  • 車のローン
  • 教育ローン

など様々な種類があります。

また、生活費に困ったとき専用には

  • フリーローン
    (何に使ってもOKのローン)
  • おまとめローン
    (今ある借金を一つにするローン)

といったローンがあります。

カードローン

カードローンは、主に生活費に困った人が利用するローン。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 銀行から送られるローン専用のカードを使って、ATMでお金をおろせる。
  • おろせる金額は、事前に決められた金額以内なら、何度でもいくらでもおろせる。
  • お金に困ってなければ、無理に使う必要ない。困ったときだけ使えばよい。

ということで、
カードローンは「ちょっとお金が必要だな」というとき、決められた範囲内の金額で、自由にお金を借りることができるローンです。

銀行員の豆知識
  • 銀行では、カードローンを『CL』と略して書くことが多いです。
  • カードローンでおろせる金額のことを『極度額(極度金額)』と呼びます。

そんなカードローンには

  • 普通のカードローン
  • 随時返済額カードローン

の2種類があります。
なお、随時型カードローンは、いくつかの地銀にしかないマイナーな商品です。

ローンを借りるときの流れ

ローンを借りるときの基本的な流れは、以下のとおりです。

  1. ローンの申込みを行う。
  2. 銀行が「お金を貸しても大丈夫か」の審査を行う。
  3. 審査OKなら、正式契約の手続き。
  4. ローンのお金が口座に振り込まれる。

まずは、ローンの申込みからスタート。
申込みは『銀行の支店で申し込む方法』と『インターネットで申し込む方法』があります。

『銀行の支店で申し込む方法』で最も気になるのが、どこの支店にいくべきか?

答えは『どこの支店に行ってもOK』です。あなたが預金口座をつくった支店じゃなくても全く問題ありません。

次に『インターネットで申し込む方法』。
インターネットで「〇〇銀行 ローン」で検索しましょう。すると、銀行のホームページがヒットします。

どの銀行も大きな文字で『ローンのお申し込みはこちら』と表示しているので、すぐに分かります。(下は、三菱UFJ銀行の例)

ローンの申込みを行ったら、あとは銀行の審査を待ち、OKの連絡をもらい正式契約の手続きを行うという流れです。

銀行員の豆知識
  • 銀行では、ローンのお金を振込むことを『実行』と呼びます。銀行員から「実行日はいつがよいですか?」と問われたときは、「ローンのお金を振り込む日はいつがいいですか?」と聞かれたと理解しましょう。
  • なお銀行で、土日祝日や夜間にローン申込みを行った場合、その日中にローンが実行されないのでご注意を!詳しくは下の記事をご覧ください。

ローンを借りたあとのこと

ローンを借りたあとは、いよいよ返済が始まります。

返済とは、借りた金や物を相手に返すこと。

goo辞書

ローンの返済を正確にいうと『借りたお金を、利息とともに銀行に返すこと』

この記事では、超基本となる以下の3点について解説します。

  • ローン返済はどうやってやるの?
  • 返済に必要なお金とは?
  • 返済できないとどうなるの?

ローン返済はどうやってやるの?

ローンの返済は、預金口座から毎月同じ日に自動で引き落とされます。

銀行員の豆知識
  • ローンの正式契約時に聞かれる「ローン返済日はいつにしますか?」は「毎月の引落し日はいつにしますか?」という意味です。
  • 銀行が許容する範囲の中で、お金が引き落とされる日を指定しましょう。

返済のために銀行に行く必要はないので、楽チンです。

気にする必要があるのは、引き落とし日の前に、必要な金額を預金口座に入れておくことだけです。

ここで気になるのは

  • 返済に必要なお金とは?
  • お金が足りず、返済できないとどうなるのか?

続けて見ていきましょう。

返済に必要なお金とは?

返済に必要なお金は、借りたお金の一部と利息をあわせた金額です。

まず、ざっくりとでも知っておきたいのが、利息の計算方法。

利息は、月割りで計算します。
例えば、『100万円を金利2%で借りた場合』の毎月の利息額。

誤り

100万円×2%の2万円を毎月支払う

正解

100万円×2%の2万円を、12ヵ月で割った1,666円を毎月支払う

このように計算された利息額と借りたお金の一部をあわせた金額(返済元利金)を毎月返済します。

なお、返済元利金の計算方法は3種類あります。

  • 元利均等返済
    毎月、返済する元利金が同じ金額になる方式
  • 元金均等返済
    最初の方は返済金額が大きく、徐々に減っていく方式
  • 元金一括返済
    借りたお金と利息を全額一括で返済する方式
銀行員の豆知識
  • ここまで紹介したのは、毎月の定期的な返済のこと。
  • もし、お金に余裕があれば、まとめて一括で返済する繰上げ返済も可能です。繰上げ返済に興味がある方は下の記事をご覧ください!

返済できないとどうなるの?

お金が無い!

預金口座にお金を入れ忘れた!

どんな理由であっても、お金が足りず返済できなかったら『延滞』になります。

延滞には多くのデメリットがあります。
延滞だけは発生させないように十分に注意しましょう!

延滞のデメリット
  • 通常の利息とは別に、延滞利息を支払わないといけない。
  • 銀行から電話等で「返済してください」と、延滞督促される。
  • 延滞を理由に、銀行の他のサービスを利用できなくなる。
  • 別のローンを借りようとすると、審査が厳しくなる。
  • 延滞を3回以上すると、個人信用情報機関に登録される(ブラックリスト)。
  • ブラックリストにのると、その銀行以外にも利用できなくなるサービスがでてくる。
銀行員の豆知識
  • ローン返済日当日に足りないお金を入金すれば、自動で返済され、延滞とは見なされません。
  • 銀行は『延滞が月を超えたか否か』で大きく捉え方が異なります。
  • 延滞したが翌月になる前に延滞解消した場合、銀行としてはイエローカードくらいの認識。
  • 一方、月を越えて延滞し続けたら、完全レッドカード。
  • 延滞した場合、翌月になる前に延滞を解消しましょう。

まとめ

まとめ

ローンを利用したことがない人は、すごく不安ですよね?

でも、どうしても大きな買い物をしたいとき、生活費に困っているときには、頑張り過ぎずにお金をしっかり借りれることも、長い人生では必要なスキルです。

この記事では、超基本的な内容に絞って解説しました。

もっと詳しく知りたいことがある場合は、記事内にあるリンクから別の記事をご覧ください!

また、もし記事にないことを知りたい方は、気軽にお問合せください!

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