キャッシュカードが割れたときの対処法|テープやアロンアルファはNG

キャッシュカード
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キャッシュカードが割れたとき

テープやアロンアルファで修復してはいけません!

理由は2つ。

【理由①】テープやアロンアルファで修復するとATMの故障に繋がります。

【理由②】そもそも銀行の規定上、キャッシュカードの加工はNG行為です。

キャッシュカードが割れたら、すぐに銀行へ連絡して再発行してください。

結論は以上ですが、より詳しいキャッシュカードが割れたときの対処法を知りたい方は本文をご覧ください!

テープ補修はATM故障の原因になる

「カードが割れた…。とりあえずテープで貼っとこう!」

と思っているならストップ!

テープを貼ったキャッシュカードをATMに入れると、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまう可能性があります。

パッと見は問題なく使えそうなテープで修復したキャッシュカードでも、実はわずかにカードの厚さが変わっています。

ATMで使えるカードは0.1ミリ単位で決められています。

キャッシュカードは幅85.60 mm、高さ53.98 mm、厚さ0.76 mmサイズのプラスチック製で、これはISO (ISO/IEC 7810) やJIS (JIS X 6301) によって規定されているカードサイズである。(Wikipediaより)

したがって、テープで修復したわずかな厚みの変化により、ATM内部でカードが詰まってしまう危険性が高まります。

銀行員の経験からATMの故障原因を挙げると、

  • 汚れた紙幣
  • 割れたままのカード
  • テープで修復したカード

と汚れた紙幣が圧倒的に多いものの、テープで修復したカードも原因の第3位には入ります。

紙幣の汚れと違って、粘着性があるテープ。最悪の場合、ATM内部に張り付いて完全に故障してしまうとかなりのオオゴトです。

仮にこのような事態になっても、銀行から修理代を請求されることはありませんが、余計なトラブルは起こしたくないですね。

アロンアルファ等の接着剤もNGなワケ

「テープがダメなら、アロンアルファみたいな接着剤で固めればいいんじゃない?」

テープのように粘着性がないし、カードの厚さも変わらない。

接着剤を使いたくなる気持ちは分かりますが、これも絶対にやってはいけないNG行為です。

接着剤を使うと、テープ以上に厄介なトラブルを引き起こす可能性があります。

まず、キャッシュカードの表面には、あなたの口座情報が入った磁気ストライプICチップという重要な箇所があります。

これら重要部分に接着剤が少しでも触れて固まると、ATMが口座情報を読み取れなくなり取引できなくなります。

また、自分ではキレイに接着剤を塗ったつもりでも、目に見えない凹凸ができてしまうもの。

この凹凸がATM内部を傷つけてしまう危険性もあります。

テープで修復したキャッシュカード同様、ATM内部を壊してしまうとATMが完全に故障。

銀行員たちに冷たい目で見られてしまうかもしれません。

キャッシュカードの加工はNG行為

テープや接着剤での補修がダメな決定的な理由。

それは、銀行はキャッシュカードの加工をNG行為としているからです。

そもそも私たちが普段使っているキャッシュカードは自分のものではなく、銀行から借りているものという扱いです。

銀行ホームページでキャッシュカード規定を見ると

  • 善良な管理者の注意をもってカードを管理すること
  • カードを改造・加工してはいけないこと

などが定められています。

この規定の中でも特に注意すべき文言を、三菱UFJ銀行のキャッシュカード規定を例に紹介します。

カードまたは暗証につき偽造、変造、盗用その他の事故があっても、そのために生じた損害については、第15条および16条に定める場合を除き、当行および提携先は責任を負いません。

https://www.bk.mufg.jp/regulation/cashcard_ms.html

「加工したカードが原因で起きたトラブルの全責任はあなたにあります」というルールです。

もしも、テープやアロンアルファで修復したカードで何らかの賠償責任が発生したら、銀行からの補償は一切なく、自分が全て負わないといけないということ。

大切な自分のお金を守るためにも、銀行との信頼関係を壊さないためにも、カードの自己修復は絶対にやめましょう。

キャッシュカードが割れたらやるべき3ステップ

テープも接着剤もダメ!

キャッシュカードが割れたら、以下の手順に沿ってキャッシュカードの再発行を行いましょう!

ステップ1:まずは銀行に連絡
キャッシュカードが割れた旨を銀行に伝えて指示を仰ぎましょう。例えば、割れたカードを紛失している場合はカードの利用停止が必要だったりします。プロである銀行員にすぐ相談しましょう。

ステップ2:再発行の手続きをする
次に、必ず行うべきがキャッシュカードの再発行手続きです。これは銀行の窓口で行うのが基本。その際は、運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類と銀行印、割れたキャッシュカードを持っていきましょう。

ステップ3:カードを裁断する
新しいキャッシュカードはだいたい1〜2週間ほどで書留郵便などで自宅に届きます。その間、割れた旧キャッシュカードにはもう用は無いので、ゴミに出す前に念のため粉々に裁断しておきましょう!

まとめ

まとめ

キャッシュカードが割れたときの対処法について、最後に大事なポイントをおさらいしましょう。

  • テープや接着剤での修復は絶対にNG!
    ATMの故障原因になり、もっと大きなトラブルに繋がります。
  • そもそもカードを加工することは銀行のルール違反です。
  • 割れたらやることは1つだけ。
    すぐに銀行に連絡して、再発行の手続きをすることです。

キャッシュカードが割れると「すぐにお金がおろせない…」と焦りますよね。

そんなときはこの記事で紹介した対処法を実践することが重要です。

また、銀行にはキャッシュカードなしでお金をおろすサービスがあります。もしもの事態に備えて、キャッシュカードでなくスマホでお金をおろすサービスの利用を検討しましょう!

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