ATMでお札の向きを揃えるべき?|現役行員の私はいちいち揃えません。

預金とATM
スポンサーリンク
スポンサーリンク


「お札の向きを揃えて入れないとATMが詰まる」なんていうのは迷信です。

現役銀行員の経験則から申しますと、ATMに入れるお札を揃えるのは時間の無駄!今のATMは高機能なので向きがバラバラでもエラーなく正確に処理してくれます。

本記事では、お札の向きよりも怖い「ATMでエラーを発生させる要因4選」について解説します。20年の銀行員生活で見てきたATMトラブルの実態を紹介します!

【結論】ATMでお札の向きを揃える意味はない

20年地銀に勤める現役銀行員の視点から申しますとATMにお金を入れるときのお札の向きなんてどうでもいいが結論です。私は銀行ATMを使うとき、お札の向きを気にしたことは一度たりともありません。

なぜなら近頃のATMは皆さんが想像するよりも遥かにハイスペックだからです。千円札・五千円札・一万円札いずれをバラバラに入れても、機械内部にある高精度センサーが一瞬でお札の種類と枚数を判別します。

機械にとってお札の向きはどうでもいいことです。ATMの前でいちいち手作業でお札を揃える必要は一切ありません。

銀行員こぼれ話

本記事の執筆にあたり、ATMベンダーO社の担当者に確認したところ「お札の向きがバラバラでエラーになることはあり得ない」との回答を頂きました!

お札の向きを揃えるべきと言われる理由

原因

では、なぜ「お札の向きを揃えるべき」という話が出回っているのか?理由は大きく分けて2つあります。

  • 性能が低いATM時代の名残
    数十年前の古いATMではお札の向きがバラバラだと読み取りエラーが起きやすい時代がありました。その頃の記憶が今でも引き継がれている側面があります。
  • お金を丁寧に扱うと運気が上がる
    「お札を揃えることはお金への礼儀」という精神論。これに伴い、礼儀を尽くせばお金がドンドン集まってくる、という迷信もあるようです。
銀行員の本音

❷については「お金を丁寧に扱うとお金持ちになれる」というより、銀行員の実感からすると「お金を含め何事も丁寧な人は裕福だ」という感じがします。

ATMが止まる4つの原因

「ATMでエラーが出るのが怖い」と感じる人は多いと思います。そんな皆さんに伝えたいのが、ATMを使うときは、お札の向きよりも大事なことが4つあるということです。

私自身が支店に勤務していた時代に見聞きした、ATMでエラーが発生する原因4選。ご確認ください!

原因1. キャッシュカードの不具合

ATMでのエラー原因ナンバーワンは、キャッシュカードの不具合です。

ATM取引時に、ATM内部ではキャッシュカードの読み取りが行われています。もしもキャッシュカードが以下のような状態だったらエラーメッセージとともにキャッシュカードが返されます。

  • 磁気ストライプの摩耗・汚れ
  • ICチップの故障
  • カードが破損
  • キャッシュカード以外のものを入れた

特に磁気ストライプの汚れは多々発生することです。
お札の向きを気にするよりも、カードのチップを時々メガネ拭きなどで優しく拭いてあげるほうが、よっぽどスムーズに取引を終えることができます。

要因2. お札の傷み

お札の向きよりも、機械が100倍嫌がるのがお札の状態です。具体的には以下4つのパターンは確実にATMを止めてしまいます。

  1. お札の角が折れている
  2. お札が破れている
  3. 破れた部分をテープで補修している
  4. お札が濡れている

もし不安なほど傷んでいるお札がある場合は、ATMではなく窓口でちゃんとしたお札に交換できます。無理にATMにぶち込むようなことは絶対に避けましょう!

要因3. お札以外の紙

高齢の方に多いのが、お財布に入っているお札以外の紙を投入するケースです。

レシート、領収書、お買い物のメモなど誤って投入するものは数多くあります。これらをATMに入れると内部のセンサーが紙幣以外の異物と判断して最悪の場合、警報を鳴らします。

また、お札であってもお札をくくるための輪ゴムやクリップをつけたまま投入するとATMは確実にストップします。

お札の向きを揃える必要はありませんが、指でパラパラっと扇いで余計なゴミが混入していないかを確認することを強くおすすめします。

要因4. 間違えて硬貨を投入

最後に、ATMが高機能化したがゆえに新たに発生しているエラー原因が、お札の投入口に小銭(硬貨)を流し込んでしまうケースです。

昨今、硬貨を入れられるATMが増えており、「ATMに硬貨を入れてもいい」と知った人が入れる場所を選ばず、お札投入口に硬貨を入れるケースが増えています。

「お札の向き」という細やかな気配りよりも、「これやったらきっとマズいよね」という基本的なことを守る方が重要です!

まとめ:昨今のATMをなめんな!

まとめ

今のATMはかなり高機能になっているため、投入のお札の向きなんてバラバラでも全く問題ありません。ですので、窓口で並んでいる時やATMの前でお札の向きを整える必要なんてありません。「昨今のATMをなめんな!」という心意気で、バラバラのまま投入しちゃいましょう!

お札の向きよりも大切なのは、「キャッシュカードが汚れていないか」「ダメージがあるお札じゃないか」「お札以外のもの・硬貨を入れてないか」をチェックすること。これさえ守れば、ATMがエラーになることはありません。安心してATMを使いましょう!

タイトルとURLをコピーしました