「急な出費で定期預金を解約したいけど、銀行員にどう思われるんだろう」
このような心配で、定期預金を解約するふんぎりがつかない人は結構多くいらっしゃいます。
ご安心ください!
現役銀行員の私が断言します。
定期預金はいつでも好きな時に解約できますし、銀行員はあなたが思うほど気にしていません。
この記事では、
といった内容を紹介します。
現役銀行員の「本音」盛りだくさんで、定期預金の解約について徹底解説します。
定期預金の解約をためらているあなた!是非ご覧ください!
定期預金の解約ルール

「定期預金は満期まで絶対おろせない」
と思っているとしたら、 実はそれ少し違います!
定期預金は原則いつでも好きな時に解約することができます。
銀行では定期預金の解約を以下のように呼びます。
「定期」という名前のとおり、満期まで預けていただくのが定期預金の基本です。
しかし、急な出費が発生した時などに定期預金をおろせないのは困ります。
ということで、法律(民法666条1項)に基づき預金者はいつでも定期預金の現金化を請求でき、銀行はそれに応じることが義務付けられています。
大前提として「定期預金を解約したい」と申し出ることは当然の権利です。
中途解約とそのデメリット

「約束を破って途中で解約したら、どんなデメリットがあるのかな?」と不安に感じる方もいるでしょう。
確かにデメリットはあります。しかし、一番大切な預けた金額(元本)が減ることはありません。
銀行預金は元本保証が基本です。
では、定期預金の中途解約のデメリットとは何か?具体的には以下3つがあります。

「預金を他行にうつす」は絶対に言わない方がいいです!
銀行員にとっての定期預金の解約

定期預金の解約をお願いするとき
「銀行員に迷惑がられるかな…」
「お金に困っていると思われたら恥ずかしい…」
そんな風に感じて、窓口へ行く足が重くなっていませんか?
現役銀行員として、はっきりと断言します。
銀行員は、あなたが定期預金を中途解約することについて何も思いません。
っていうか、解約手続きが完了して5秒後には忘れてます。
定期預金の中途解約は、銀行員にとって数ある手続きの中の一つに過ぎない日常業務です。また、まぁまぁよくある手続きです。
中途解約を受付けた銀行員はこんなことを想います。
あ、何か大きい買い物するのかな。いいなぁ私も車欲しいなぁ…。
そういえば〇〇銀行が定期預金キャンペーンやってたな。そっちに移すのかな…。
……晩ごはん、何にしよう。
結構リアルにこんな感じです。
なぜなら、今のところ定期預金の目標(ノルマ)がないから。
定期預金を解約されようがどうでもいいのです。
要注意なのは「今のところ」という点です。
現在、長期金利が上がり「金利ある世界」が到来しており、各行は預金獲得に力を入れつつあります。

今後、銀行員には定期預金の獲得目標が課せられるかもしれません。
そうなると、定期預金の中途解約の申し出ると
といった対応がなされるかもしれません。
ただし、それでも
なんて思われることは確実にあり得ません。
定期預金中途解約はごく普通のこと

とはいえ「定期預金の中途解約する人なんて私くらい…?」と、まだ不安な方もいるかもしれませんね。
でも、大丈夫です。
あなたと同じように定期預金を中途解約する方は、想像以上にたくさんいます。
定期預金を解約する人の数
私が支店にいた頃の体感では、1週間で5人は定期預金の解約に来ていました。
月で20人ほど。支店が100か店あると仮置きすると2,000人。地方銀行は国内に61行あるので、全部で122,000人。月間で約12万人が定期預金を解約していることになります。
中途解約する理由
どんな理由で定期預金を解約する方が多いのか?
現役銀行員に聞いてみました。
- 大きな買い物
圧倒的に多いのが車の購入のための解約。その他にも旅行や趣味でお金を使うことも。 - 資産運用
投資信託や株式などで資産運用するための解約。他行への資金流出なので銀行によっては敏感に反応します。 - ちょっと言えない
具体的な理由を教えてくれない人、あるいは明らかに適当なことを言う人もいます。 - 自宅の購入
大きな買い物に近いですが、自宅の購入のため解約する人もまぁまぁいます。 - 教育資金(孫含む)
大学進学や塾代での出費に充てる人もいます。孫に生前贈与的に渡す人も。
定期預金はあなたの預金
そもそも定期預金はあなたの預金です。
あなたが将来の「いざという時」に備えるためにあなたが預金したものです。
その「いざという時」が今まさに訪れているんです。
そんな時の備えである定期預金を使うのは、至極当然のこと。むしろ、定期預金にしてみれば「待ってました!早く解約して使ってね!」ってなもんです。
銀行員や周りの目を気にする必要は全くありません。
あなたの大切なお金です。あなたが必要なタイミングで、堂々と解約していいんですよ!
まとめ

この記事では、定期預金の中途解約についてお話ししてきました。
最後に大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 定期預金は、満期前でもいつでも解約できます。
- 解約のデメリットは金利が低くなる点、解約手続きが若干複雑になる点、銀行の心証は少し悪化するくらいです。
- もともと預けた金額から減ることはありません。
- 銀行員にとって、定期預金の中途解約は日常茶飯事。迷惑だとか恥ずかしいなどとは全く思いません。
結論は一つ。
「定期預金を途中で解約することは、全く恥ずかしいことではない」
あなたのお金は、あなたが必要な時に、必要な場所で使うべきです。
もしあなたがお金に困っている中、定期預金の解約という選択肢が頭に浮かんでいるのなら、気兼ねなくお近くの支店で解約手続きを進めましょう!


