ついに購入した夢のマイホーム。
しかし、いざローンの返済が始まると生活が苦しくなる人もいます。
特に35年の住宅ローンは返済額が大きいので後悔も大きくなりがち。
この記事では、銀行員歴19年の筆者がローン業務に従事する中で見た
を一挙紹介します。

筆者は若い頃、年間50件の住宅ローンを契約。その後、長きにわたりローン業務に携わってきました!
現役銀行員ならではの情報を是非ご覧ください!
35年ローンを借りて後悔している人。35年ローンを今から借りようとしている人。
35年の住宅ローンとは?

まずは基本となる35年の住宅ローンのメリットとデメリットを確認しましょう。
メリットは主に以下の3つ。
返済負担が少ないため、銀行の住宅ローンの中ではメインの商品です。ただし、デメリットもあります。
デメリットは「返済期間が長いこと」に起因するもの。メリットとデメリットは表裏一体ということを理解しておきましょう!

長期の住宅ローンで後悔している人って多いの?

メリデメがある35年ローン。実際の利用者のうち後悔している人はどのくらいいるのでしょうか?
そのヒントは、住宅融資支援機構の『リスク管理債権』の分析資料にあります。
返済が厳しいため延滞しているのが全貸出のうち3.95%とのこと。
住宅ローン利用者の100人のうち約4人、100万人だと約4万人が延滞し後悔してそうです。
延滞までには至ってないけど、返済が苦しく後悔している人はもっと多いでしょう。
35年ローンの後悔と対策

住宅ローンを組んだ後の後悔には様々なものがあります。
35年で住宅ローンを借りた人が後悔することベスト10。
それぞれの対策と一緒に知っておきましょう!
借入れ期間を短くすればよかった
銀行員から言われるがままに35年ローンを契約。
毎月の返済額が少ないから、生活は楽だけど…

返済生活が30年以上も続くなんて絶望的
と感じる人は多くいます。
- 借りた後に借入れ期間を短縮することができます。
- その方法は、繰上げ返済または条件変更です。
- 繰上げ返済とは、
- 毎月の返済とは別に返済すること。
- 手続きは銀行窓口やIBで行えます。
- 条件変更については、
- 借入れ期間を短く条件変更も有効です。
- 注意点は条件変更手数料を取られる点。
- 条件変更した場合、毎月の返済額が増えます。
もっと好条件で借りられる金融機関があった
ネット銀行を中心に住宅ローンの商品性は頻繁に変わります。
したがって、住宅ローンを借りた後で
などを発見することがあります。
住宅ローンを契約するとき、複数の銀行を吟味していても

もっと好条件で借りられる銀行があった
という後悔もあります。
- 対策は、借換えかローン条件の交渉の2つ。
- 借換えとは、
- 別の銀行で住宅ローンを借りて、今の住宅ローンを完済すること。
- 注意点は、新たな住宅ローンを組む諸経費(不動産登記料など)。
- 次に、住宅ローンの条件交渉。
- 住宅ローンを借りてる銀行に「他の銀行と同じように金利0.5%に下げれない?」等の交渉を行うことです。
- 「金利が下がらないなら借換える」と示唆すると、銀行は真剣に金利引き下げを検討するでしょう。
毎月の返済額が多すぎる
35年ローンに限らず、住宅ローン利用者の後悔で最も多いのが

毎月の返済額が多くて、生活が厳しい!
もし借入れ期間MAXで借りているなら対策は借換えのみ!(方法はコチラ)

借入れ期間MAXで借りてる場合、最終返済日をさらに延ばすことはできません!
借り換える意味があるのは
のみです。
毎月もっと多く返済できる
住宅ローン契約時、あまり返済額について考えなかった人の中には

毎月もっと多く返済したい…
と後悔する人もいます。
この場合は、繰上げ返済と条件変更の両方を検討しましょう。
- 繰上げ返済を行って借入れ期間を短縮。
- あわせて、条件変更でさらに期間を短縮することで毎月返済額を増やすのが理想的な対策です。
引っ越したい!
などの事情から

今すぐ引っ越したい。
でも住宅ローンがあるから無理…
という後悔もあります。
そんなとき、足かせになるのが長期で借りた住宅ローン。
この後悔を解決するには、住宅ローンを無くすこと。
- 住宅ローンを完済しましょう。
- まずは住宅・土地を売却したお金で住宅ローン繰上げ返済すること。
- ただし、戸建て住宅の場合、購入価格より売却金額が低い可能性大。
- 家を売ったお金だけでローン完済できないときは、自己資金での完済が必要です。
想定外の出費
金八先生の言葉
「思いもかけないことが起きるのが人生です」
35年ローンを借りたあと、思いもかけない出費が発生することもあります。
など様々なケースが。そんなときには、コチラの解決策を!
- 住宅ローンの条件変更と他のローンを借りること。
- 住宅ローンの返済負担を軽くして、急な出費をしのぐためのローンを組むことも大事。
- 一方で、現実的には周りに助けを求めることも重要です。
- 親や兄弟姉妹・友人などを頼って一人で苦しまないようにしましょう!
他にも借金してしまった!
長期の住宅ローンを抱えながらも
など他に借金することは普通にあります。
そんなときは

35年ローンが無ければ楽なのに…
と後悔しますよね。
- この場合、金利が安い住宅ローンに何か行う必要はありません。
- 手を打つべきは、その他のローン・借金。対策として、複数ローンのおまとめを検討しましょう。
ボーナス月の加算返済が厳しい!
毎年のボーナスを頼りにして、年2回だけガッツリ返済する加算返済。
毎月の返済額が抑えられる仕組みですが…
- ボーナスカット!
- 転職した会社にボーナスなし!
といった事情から、加算返済が苦しくなることもあります。

ボーナスでの返済をやめたい…
と後悔することもあります。
そんなときは…
- 条件変更で解決可能。
- 銀行で「ボーナス返済を止めたい・減らしたい」と相談するだけ。
- 注意点は毎月返済額が増えること。
- 事前にどれだけ毎月返済額が増えるかシミュレーションしましょう!
定年退職が近いけど返済が続く
定年退職を前にして、

この年齢になっても住宅ローンがあるのはツライ…
という人はかなり多いです。

私も融資窓口で、何度も相談されました…
日経新聞の調査によると、再雇用の場合で給与は6割ほどの水準になるとのこと。

長期の住宅ローンにも何らかの対策を行いたいところですが…
- 対策は、退職金などで繰上げ完済。
- 残高が減っていると、他行の住宅ローンへの借換えもメリットなし。
- 基本は、自力での完済です。
- 住宅ローンを契約するときに定年退職時の想定が大切ですね!
繰上げ返済しすぎて、お金がない!
ここまで出てきた後悔の解決方法として、繰上げ返済をオススメしてきました。
人によっては

繰上げ返済しすぎてお金がなくなった!!
という人もいるかもしれません。

繰上げ返済したお金は戻ってきません!
これ。解決策ありません。
しいて言えば、繰上げ返済できる余裕があるけど、計画性が無いあなた
もっと計画的に返済しましょう!
まとめ:35年ローンの後悔は取り戻せる!

この記事では、長期住宅ローンを借りたあとの後悔とその対策法を紹介してきました。
しかし!もっとも大切なことは、住宅ローンを契約する前に
- ライフプランを想定し
- 無理のない返済額を決めて
- 借入れシミュレーションを行う
それに加えて、急な出費・想定外のことに耐えられるよう
- 資産形成・資産運用も行うこと
- 仕事を継続できるように自己研鑽
- 困ったときに頼れる人間関係構築
に取り組むことも大切です。
万が一、住宅ローンの返済が苦しくなり…
この記事で紹介した対策も打てなくなったら…
頭を切り替えよう!
- 自己破産すれば解決できます
- 今の家に住めなくなるけど
- でも、平気です!
- 人生は絶対にやりなおせます!!
住宅ローン返済できない…
自己破産…
辛いですよね。
でも、命までは取られません。
一旦、リセットして、またやり直せます!
やり直すために、まずは住宅ローンを借りている銀行を訪ね、一歩をふみだしましょう!


