2~3年ほどのスパンで転勤する銀行員の妻になることをためらっているあなた。
「結婚したら仕事は辞めてほしい」と言われているあなた。
安心してください。
銀行員と結婚した後も
働いてる奥様はたくさんいます。
この記事では、
- 「奥さんが働くこと」に対する銀行員の心理とは?
- 銀行員の妻をしながら、働くためのノウハウ
- ただし、共働きにより諦めないといけないこと(デメリット)
を紹介してまいります!
銀行員が妻に働いて欲しくないと思う心理とは?
初めにお伝えしたいのは、
銀行員の妻になったら、仕事を辞めないといけない絶対的な理由は無いということ。
ただし、現役銀行員の本音をいうと、奥さんが専業主婦の方が非常に助かるのも事実!
ということで、まずは
を見ていきましょう。
スムーズに転勤したい
銀行員は2~3年ほどのスパンで転勤します。
しかも、人事異動の発令から長くても3週間、短いと1週間程度で新任地に旅立たなければいけません。そんな中、奥さんが働いていると「奥さんも新任地に一緒にいくのか?」、奥さんが一緒に行かないとしたら「自分が単身赴任する?それとも引っ越さずに長距離通勤する?」などの悩みが発生します。
この悩みは、働く奥さん自身も苦しませます。「夫には思う存分がんばって欲しい」「でも、私も仕事を通じて自己実現や社会貢献したい」という2つの気持ちの板ばさみになります。
銀行員の夜の付き合い
銀行員は、お取引先との会食や銀行内の飲み会など、夜の付き合いがとても多いです。
仲間内でワイワイ飲むのではなく、
- 重要なお客様との関係性を深める
- 上司との良好な関係を築く
- 部下とのコミュニケーションや育成
など『仕事の一部』といってもよい飲み会。
できる限り奥さんには家にいて頂き、家事やお子さんのお世話をして欲しいという気持ちが芽生えてしまいます。
銀行員にとって、飲み会は必ずしも楽しいものではないことをご理解ください。
家事はしたくない
これは、銀行員に限った話ではありませんが「自分は家事をなるべくしたくない」というシンプルな理由で、共働きを嫌がることもあります。
銀行員は、そこそこ激務。
肉体労働じゃないんだから、家事くらいして欲しいわ。
と思うかもしれませんが、肉体労働とは異なる精神力・知力・話力・行動力・胆力・事務処理能力などを駆使して、日中あくせく働く銀行員。
家に帰ったら、放心状態になったり、メンタル死亡してたりすることもあります。
できれば、家事は自分以外の人にお願いしたい、と考えがちです。
妻に楽をさせたい
純粋に「自分はそこそこ給料が高いんだから、奥さんは専業主婦でゆっくりさせたい」と思っている銀行員も少なからずいます。
この思いが強くなると「自分が家族を養っている」「銀行員の妻が働くなんて恥ずかしい」と勘違いしてしまうことも。
こうなってくると、危険!!
スタート地点の思いは、悪気なく奥さんに楽をさせたいと思っているこのタイプ。
勘違いしないように
- お金に困って、働くわけではないこと
- やりたい仕事があるから働きたいこと
をお伝えすることが大切です。
妻は専業主婦が当たり前
と思っているレガシーなタイプもいます。
特に、銀行の封建的な考え方に染まっている銀行員は、妻が働くこと・共働きすることに対して、強い抵抗を示すことがあります。
このタイプの銀行員を説得するのは、なかなか難しいもの。
考えられる対抗策としては
- 共働きの家庭はたくさんあることを伝える(数で攻める)
- その人よりも上の職位の人で、共働きしてる人に説得してもらう(封建的な思想を逆手にとる)
といった手段が考えられます。
銀行員と結婚しても仕事を続ける方法
銀行員と結婚しても仕事を続けるためには、ここまで紹介した共働きを嫌がる銀行員の心理をつぶしていく必要があります。そのテクニックを1つずつ紹介していきます。
銀行のエリア限定勤務
多くの銀行には、勤務するエリアを限定した雇用形態があります。
『親の介護』や『共働き』など家族の事情により、転勤するエリアを限定する制度。スムーズに転勤したい銀行員のための制度です。
ただし、以下のデメリットもあります。
- 給料が少し減る
- 昇進・昇格にも影響がある
- 周囲から「奥さん、強いんだな…」と思われる
バリバリイケイケのエース銀行員だと、そもそも上司・組織からNGをくらうことも・・・。
そんなときには、次の手段『本部勤務を希望する』を検討しましょう!
本部勤務を希望する
「銀行員は2~3年ほどのスパンで転勤する」のは、正確に言うと
「支店勤務の銀行員は2~3年ほどのスパンで転勤する」です。
支店ではなく本部勤務の銀行員だと5年以上、長くて10年も同じ本部内で働くことが可能。
適性がないと、本部でも1,2年で異動になることもあります。
例えば、あなたが働き続ける理由が「自分の後任が育つまでは、自分が辞める訳にはいかない」とかだったら、この『本部勤務の希望』作戦はうってつけの方法。
ご主人が銀行本部に勤務している間に、あなたの後任の育成、身の回りの整理が可能になります。
親など頼れる人の近くに引っ越す
銀行員の「夜の付き合いを許容してほしい」「家事はしたくない」という気持ち。
極端な言い方をすれば「家のことで自分の仕事が影響されたくない」ということ。
だからといって、
あなたも家事やってよ~!
の言葉だけでは、解決には至りません。
そこで、家のこと(家事)をお願いできる相手を増やしましょう。
最も良い方法は『どちらかの親の近くに引っ越す』。
親との関係が良好であれば、頼られて嫌がる親は少ないでしょう。また、お子さんがいれば「孫の世話できる!」と喜ぶ可能性が高いです。
もし、親に頼ることが困難であれば、次の『家事サービス・家政婦さん』作戦を検討しましょう。
家事代行サービス・家政婦さん
「家事を誰がやるか」問題を手っ取り早く解決するなら、プロの家事代行サービスを利用するのが一番です。
現在、家事を支援するサービスは多岐にわたっており、
- 晩御飯だけ作ってもらう
- 家の中の掃除のみ
- ベビーシッター
など必要なことだけお願いすることが可能になっています。
ひとつ心配されるのが、その料金。
しかし、心配する必要はそこまでありません。家事代行サービス利用者の増加とともに、家事代行サービス業者も増えており、価格競争(値下げ)が起きています。
また、経済産業省は家事代行サービス業を強化するため、特別な認定制度を創設し、同サービスが高い品質を保ったまま、社会に浸透するよう働きかけています。
家事支援サービス事業者の品質を評価して認証する制度として、2016年度に「家事代行サービス認証制度」を創設しました。
経済産業省_サービス産業
部分的にでも、家事代行サービスを利用しない手はないですね!
家を買う
少し強行的な手段ですが、持ち家を購入することも共働きに大きくプラスに影響します。
その理由は
- 何か判断するときの軸が、「あなたの仕事」から「持ち家」になる。
- ご主人の転勤時は、単身赴任の一択になる。あなたは持ち家に住む。
- 住宅ローンを返済するために、お金を稼がないといけない。レッツ共働き!
- 新しい家をキレイに保つため、家事代行サービスを利用しやすい。家事の心配がなくなる。
といったことが挙げられます。
結婚という喜ばしい出来事と同時なら、さらにワクワクする『持ち家の購入』も決断しやすいのではないでしょうか。
もちろん大きな買い物なので、慎重な判断が必要です。
仕事を続けるデメリット・諦めるべきこと
最後に、仕事を続ける場合に諦めないといけないことを紹介しておきます。
言わば、共働きのデメリット。
事前に確認しておき、気になる部分は前もって、ご主人(になる人)と話し合っておくことで、将来のトラブルの芽を摘んでおきましょう!
すれ違いの生活
離婚する芸能人のように「すれ違いの生活」が、共働きにはつきものです。
結婚前のお付き合いしている時期よりも、結婚後の方が接点は多いはずなのに、結婚後になかなか一緒にいる時間が取れないと
結婚する意味って何?
独身のときと一緒じゃん!
むしろ独身の方が自由だな…
などと良からぬことを考えてしまいます。
共働きは、一緒の時間が取りにくい。
だからこそ
一緒の時間を大切にしよう。
と夫婦お互いに認識しておきましょう。
子ども関係
当然、共働きだと子どもを授かることが躊躇されます。また、子どもが生まれたあとも、育児・子育て、お子さんが体調不良時にどうするか、保育園や学校の行事への参加など様々な出来事がめじろ押しになります。
共働きは、子どもを諦めようということではなく、事前に『子どものことの優先度』を夫婦で合わせておくことが重要ということ。
もし子どもが生まれたら、あなたの仕事は少しペースは落とせるかしら?
いやー!それは厳しいかも・・・
私は、仕事よりも子どもを優先したいんだけど、あなたはどう思う?
君はそう思ってるんだね!
できる限り子どもを優先できるよう上司に相談してみるよ。
ありがとう!
もし難しいなら、何かいい方法がないか考えましょう。
親の介護
親の介護についても、事前に夫婦で話し合っておくことをオススメします。
少し先の話に感じますが、親の介護の話は子どもの話題に比べると、夫婦間での意見があわないことが多く、場合によっては対立してしまうケースも。
なるべく早めに、方向性だけでも話し合うとよいでしょう。
まとめ
ここで紹介した銀行員と結婚してからも働き続けるためのノウハウ。
このノウハウを駆使しつつも、最も大切なことは相手への配慮や思いやりをもって、しっかりと会話することです。相手の気持ちや理想もきちんと踏まえつつ、二人が幸せな結婚生活を送れるためにできることを考えていきましょう!