『腐っても鯛』
斜陽産業といわれる銀行ですが、結婚相手という視点で銀行員を表現すると、この言葉がピッタリ!
この記事では、現役銀行員の目線で
- 銀行員との結婚のメリット・デメリット
- あなたにフィットする銀行員を見極める方法
- 銀行員と出会う方法
を紹介していきます。
この記事でいう「銀行員」とは?
この記事で紹介する『銀行員』は、都市銀行・地方銀行につとめる人とします。(具体的には日本の銀行一覧ご参照)
信用金庫や信用組合におつとめの人は、この記事の内容と違うことが多いので、ご注意ください。
「銀行」と「信用金庫や信用組合」の違いは、給料・福利厚生・業務など様々!
銀行員との結婚のメリット
異業種の銀行参入、終わりなき低金利と経済減速など、銀行を取りまく環境は厳しいです。
しかし!
銀行が厳しいことと、銀行員の待遇は別。
銀行員の待遇はとても良いです。
また、銀行で働くことで得られる経験・ノウハウは結婚生活で、間違いなく役に立ちます。
ということで、銀行員が『腐っても鯛』と言える理由を詳しく見ていきましょう!
給与水準
給与水準の高さは、真っ先に挙げるべき銀行員との結婚のメリット。
以下の表は、総務省の公的データから作成した「産業別の毎月現金給与額TOP8」です。
ご覧のとおり銀行を含む「金融業・保険料」が圧倒的トップです!
福利厚生
福利厚生の充実ぶりも、銀行員との結婚のメリットの一つ。ここでは現役銀行員目線で、より具体的な例を紹介します。
世間のイメージ
働く場所としての銀行のイメージは「ノルマ厳しそう」「仕事きつそう」などネガティブなことが多いもの。
しかし、結婚相手としてのイメージは
- 高給取り
- 社会的信用力がある
- 信頼できる
- 真面目
など、好意的なことが多いです。
特に高齢の人はかなり好意的。おばあちゃん・おじいちゃん世代は「銀行員と結婚する」というだけで、「それは安心」と喜んでくれます。
どんな銀行員でもいいってわけではありません。
「どんな銀行員がおススメなのか」は、後ほど紹介します!
人生設計力
人生での悩みは『お金のこと』が多いもの。その点、銀行員はお金のプロ。お金の悩みにあったとき、頼りになります。
現役銀行員の本音トークですが・・・
男性銀行員の中には、「個人営業の経験」が少ない人も。意外と「お金を増やすこと」には、あまり詳しくない人も・・・。
一方で「お金を借りること」は男性銀行員の本業中の本業。借りるときも、返済が始まったあとも、正しい判断を行えるはず!
契約手続きに強い
銀行員は融資業務において、様々な契約手続きを行います。そのため、基本的な民法の知識、契約の読み方を熟知しています。
したがって、銀行員にとってプライベートで結ぶ契約書のチェックはお手のもの。不利な条項や詐欺の疑いなど、超敏感にセンサーを働かせます。
10数年の銀行員生活の中で、何らかの詐欺にあった銀行員に出会ったことはありません。
結婚生活での公的手続きや家の購入・保険契約など色々な契約。銀行員は気持ちいいくらい、サラリと対処していくことでしょう。
土日ほぼ休み
銀行は、一部の特殊店舗を除いて、土日祝日はお休み。
したがって、銀行員も土日祝日はお休みです。
子育てや親の介護など、夫婦二人で乗り越えたいライフイベントを考えると、「ご主人が確実に土日休み」という点は大きなメリットであると言えます。
地域コミュニティとの繋がり
銀行は、地域の様々な企業と付き合いがあります。それに伴い、銀行員は様々な業種の人と知り合えます。
この多様な人脈は、ほかの業界にはない銀行員独自のメリット。プライベートでも役に立つことが多々あります。以下は、いくつかの事例です。
- 病院や介護、建設リフォームなど各業界の「腕がいい業者さん」を知っている。
- お取引先の飲食店や宿泊施設などを特別料金で利用。
- 行政書士や司法書士の先生と仲良くなって、公的許認可の手続き等をリーズナブルに。
- 地域イベントやプロスポーツ等の割引券や特別優待券をゲットできる。
銀行員との結婚にはデメリットも…!
銀行員との結婚のメリットを紹介しましたが、いくつかのデメリットもあります。
以下にあげる銀行員の特性は、事前に認識しておきましょう。
【マル秘】オススメ銀行員と見極める4つの方法
ここまで、銀行員の魅力をメインに紹介してきました。
となると「銀行員なら誰でもいいのか?」と問われると、決してそんなことはありません。
ということで、
皆さんが結婚相手に求めることに応じた『オススメ銀行員と見極め方法』を紹介します。
「銀行での働き方」に基づく見極め方法を紹介!
最も大事な「相手の性格などの個性」は、あなた自身でご確認を。
金銭面での安心感を求める!
「毎月のお給料やボーナスが充実していてほしい!」という堅実派のあなたには『出世街道まっしぐらエリート銀行員』がおススメです。
エリート銀行員であれば、管理職は当たり前。支店長、部長、役員・・・と出世していくと同時に、報酬もうなぎのぼり。金銭面で不安を感じることは、まず無くなるでしょう。
そんなエリートまたはエリート候補生は、所属する支店・部署や役職で見分けましょう。詳細は以下をチェック!
- 所属部署が、「経営企画」「財務・主計」「人事」「法人営業部」。※過去所属も。
- 所属支店が、「海外支店」「本店営業部」「大型店舗」。※大型店舗は、店舗名で見極め。県庁所在地や市区名など、誰しもが知っている地名の店舗名がアツい!
- 官公庁に出向、地方銀行だと都銀への出向の経験がある。
- 労働組合に出向。しかも、組合の重職に就いたことがある。
- 若くして、役職が高い。気になる銀行員の役職は、「「銀行の調査役って何?」と思っている人へ|銀行の役職を一挙紹介!」でチェックしましょう。
家庭第一主義を求める!
仕事もがんばって欲しいけど、結婚生活や子育てや親のことを大事にする人がいい。
そんな家庭的なあなたには、『エリア限定勤務の銀行員』がおススメです。
多くの銀行に、勤務するエリアを限定した雇用形態があります。エリア限定を選ぶ銀行員のほとんどが、家庭の事情によるもの。給料はすこし減りますが、家庭第一主義的な銀行員である可能性が高いでしょう。
今、エリア限定勤務でない銀行員には、エリア限定を提案するのもアリ!
家庭をかえりみない人がいい!
「旦那さんには、あまり家にいて欲しくない・・・」という、結婚しても自分の世界観を大切にしたい人もいるでしょう。
そんなマイペースなあなたには、『裁量労働の銀行員』『IT部門の銀行員』『単身赴任派の銀行員』をおススメします。
- 裁量労働:企画部門などに「勤労時間は関係なく、自身の裁量でしこたま働きつづける」裁量労働の銀行員がいます。
- IT部門:「不夜城」と呼ばれるIT部門のフロアで、おそくまで働く銀行員もいます。(昨今では、その傾向は薄れつつあります…)
- 単身赴任派:銀行員に転勤はつきもの。「単身赴任する?しない?」と質問しましょう。「する!」という彼は、自分のペースが大切なあなたにうってつけ!
夫婦共働きに前向き!
バリバリ働き、ガンガン自己実現したいあなたは、夫婦共働きを望みますよね。
「共働きに対する考え方」は、個々の考え方次第です。
ただし、あえて言えば経験豊富な銀行員よりも、20代半ば以下の若い銀行員の方が共働きに共感的でしょう。
その理由は「銀行員の若いうちは、けっこう給料が少ないから」。稼ぐ力があり、頼れる女性へのあこがれがあります。
銀行員との出会い
銀行員は、口々に言います。
『出会いの場がない(涙)』
銀行員の結婚相手。出会いのきっかけは?
現役銀行員のわたしが、独自に調査した結果は以下のとおりです。
正直、1位「学生のときの彼女・友人」がかなり多いです。やはり銀行員になってからは、それほど出会いが多くないということですね。
続く2位「知り合いから紹介」や4位「お取引の従業員さん」・6位「合コン」は、出会いに積極的な銀行員。このような出会い方をするためには、女性の方から・・・
- 自分の勤め先に出入りする銀行マンと仲良くなる
- 高校や大学時代の友人経由で銀行員をさがす
- 銀行員が出没する「金曜の飲み屋街」「銀行試験前の図書館・カフェ」等で出会う
など、みずからアクションを起こすことが大切です。
「自分から積極的に行動するのは、ちゅうちょがある」という人は、シンプルに『結婚相談所』を利用するのも良い手段。
結婚相談所には、「結婚に本気の人に」「確実に」「すぐに出会える」という大きなメリットがあります。もしかしたら、一番いい方法なのかもしれません・・・。
まとめ
現役銀行員の目線からいうと「銀行員との結婚はアリ」と考えています。
銀行は依然として、給与や福利厚生を含んだ労働環境はバツグン。
また、業界として危機的状況と言われ、企業としての変容期をむかえている銀行。そこで一生懸命に働く銀行員は、いまビジネスマンとして貴重な経験を積んでいるとも言えます。
銀行員が今後、華麗に羽ばたき、日本社会にバタフライエフェクトを発するため、皆さまの愛のサポートを!!