この記事は、銀行員歴19年目の現役銀行員が断言する「ローン返済日のススメ」です。
お金を借りる人に伝えたい!
この記事で紹介するローン返済日にすることで返済のストレスは大きく軽減できます!
ネット上には中途半端な知識で書かれた誤った情報が多くあるので要注意。
この記事では、融資業務に10年以上携わっている現役銀行員がローン返済日の選び方を解説します。
特に返済が長期にわたる住宅ローンを組む方は、返済で苦しまないようにするために是非ご覧ください!
オススメのローン返済日を知りたい人は、コチラをクリック
ローン返済日は自由に選べるのか?

結論から言うと、完全自由に返済日を決められることは少ないです。
それでは、順をおって説明します。
ローン返済日の決め方
ローン返済日のルールは、同じ銀行でもローン商品ごとに異なります。

同じ銀行でもカードローンは5日しか選べないけど、住宅ローンは自由に返済日を設定できたりします。
その理由は以下のとおりです。
- 銀行は、ローン商品ごとに保証会社をつけており
- ローン返済日については、それぞれの保証会社と銀行が協議して決定するから

保証会社って何?
保証会社とは、借金を返済できなくなったとき、代わりに返済してくれる会社のこと。保証会社には、毎月の返済金額の一部を保証料として支払われています。
つまり、返済日は
銀行と保証会社が協議の上、返済日のルールを決定します。
ローン返済日のルール
ローン返済日のルールは大きく
- 特定の日付が指定されてるパターン
- 指定された範囲内で自由に設定できるパターン
の2つに分かれます。
まずは、特定の日付が指定されているパターン。
- 「返済日は5日のみ」のように、銀行が指定する日しか返済できません。
- 主にカードローンで多いです。
次に、指定範囲内で返済日を設定するパターン。
- 「1~26日の中から選択」のように、指定範囲内で自由に返済できます。
- 住宅ローンの返済日は指定範囲内で選択することが一般的です。
特殊な返済日のローン商品
ローン返済日は、大きく「特定日付指定」と「指定範囲内で選択」の2つ。
・・・ですが、この2パターンと異なる特殊なローン商品もあります。
例えば、ユニークな商品性と有名な北海道銀行カードローン「ラピッド」。
このカードローンは『毎月6日を除きいつでも返済日OK』という返済不可日指定型です。
もう一つ、福岡県の西日本シティ銀行「NCB EZフリーローン」。
こちらは『原則、給与支給日またはその翌日』という珍しい商品設計になっています。

両商品とも珍しい商品です!
上記のように特殊なルールもあるので、ローン返済日で迷ったら、まずは銀行に商品ごとの返済日ルールを確認しましょう!

もし「返済日指定」の商品を使おうとしている人は、この記事は参考までにご覧ください。
ローン返済日でストレスが変わる理由

ローンを借りたあとのストレスは様々ありますが、基本的には2つのストレスに分けられます。
ローン返済の2つのストレス
ローン返済中のストレスとは、以下の2つです。
- 返済できるかどうかのドキドキ
- 返済できてないときの焦り
例えば、

もうすぐ返済日だけど、飲み会でお金がドンドン無くなる…
のようにローン返済日になるまでの急な出費等のドキドキです。
そして、結果的にローン返済日にお金が足りず延滞してしまったとき

延滞してしまった!お金を早く返さなきゃ!
と焦る気持ちで頭がいっぱいになるストレスです。
2つのストレスを防ぐ方法
- 返済できるかどうかのドキドキ
- 返済できてないときの焦り
この2つのストレスを防ぐコツは極めてシンプル。
一つは、返済できるかどうかドキドキする期間を短くすること
二つ目が、必ず返済できるようにすること。
そして、この2つのコツを両方実現するには、ローン返済日を適切に設定することが重要です。

次の章で、いよいよ「ローン返済日はいつがいいのか?」を解説します。
ローン返済日はいつがいいのか?

ローンを借りたあとのストレスを防ぐコツは
- 返済できるかどうかドキドキする期間を短くすること
- 必ず返済できるようにすること
この2点をふまえて、ローン返済日はいつがいいのか解説します。
おすすめのローン返済日
結論から言います。
ローン返済日は、給料日同日にすべきです!
※同日がイヤな人は、せめて給料日の翌日にしましょう。

現役銀行員が言い切ります。間違いなくこの方法が最適です!
その理由について、前述の「ローン返済のストレスを防止するコツ」に沿って解説していきます。
まずは、コツその1から。
- 返済できるかどうかドキドキする期間を無くすこと
返済日までにお金が減りゆくドキドキ。
このドキドキ期間をなくすには、給料が入ったと同時にローン返済を行えばよいということです。
次に、コツその2。
- 必ず返済できるようにすること
返済日にお金が足りず延滞。「返済しなきゃ」という焦りを無くすには、給料が入った瞬間にローン返済が行わればよいのです。
そうすれば、延滞する可能性はゼロです!
給料日=ローン返済日の心配
ローン返済日を給料日同日にすると、3つのことが心配されます。
- 給料と返済どっちが先か?
- 給料日・ローン返済日が休日のときどうなる?
- 給料日が変わったらどうすべき?
結論をいうと、3つとも全く問題ありません!
給料と返済どっちが先か?
給料日とローン返済日が同日だと、「ローン返済が先。給与振込みが後にならないか?」が心配されます。
安心してください。
確実に、給与振込みが先に行われ、そのあとローン返済が行われます。
給与振込とローン返済の詳しい仕組みを知りたい人は以下をご覧ください。
給料日・ローン返済日が休日
次に気になるのが、給与振込とローン返済の日が休日でも大丈夫か?
これもご安心ください。
給与振込は休日前の営業日(金曜日)に、ローン返済は休日直後の営業日(月曜日)に行われます。
詳しい処理内容を知りたい方は以下をご覧ください。
「銀行によって休日補正は異なる」とするネット記事もありますが、休日のローン返済を翌営業日に補正するのは、民法142条で定められている銀行共通の処理です。

ネット上には誤った情報もあるので注意しましょう。
給料日が変わったら
「給料日が5日から15日になった!」
今までは給料もローン返済も5日だったのが、給料日が15日になると給料が出ないまま5日のローン返済日を迎えてしまう。
悩ましい状況ですが、ローンの条件変更を行えば大丈夫!
具体的には
- 銀行に連絡(電話でもOK)して「給料日が変わったので、ローン返済日を変える条件変更をしたい」と伝える。
- 条件変更の手続きを取る。
以上です。
ちなみにローン返済日の条件変更を受け付けないと言われたときは、借換えという手段もあります。新たに組んだローンで今のローンを完済。
注意すべきは、条件変更と借換えのデメリット。
以上3つのデメリットを考慮して、実際に行うかどうか判断しましょう。
ネット上の誤ったローン返済日情報を斬る!

冒頭お伝えしましたが、他のネット記事は中途半端な知識で語っている内容が多くあります。
ここからは、他サイトで紹介される「おすすめのローン返済日」の誤りを正していきます。
「月初日にすべき」のウソ
まずはコチラ。
毎月返済日はなるべく、月初に指定していただくことをおすすめします。
某サイト
その理由は
- 一度でも月を超えて延滞すると、個人信用情報機関に「延滞実績あり」と登録される
- したがって、月を超えないようローン返済日を「月初」にしよう
ということらしいです。
一見、専門的で正しそうな意見。しかし、融資業務の経験がある銀行員ならすぐにウソに気づきます。
個人信用情報機関に「延滞実績あり」と登録されるのは『返済日より61日以上、または3カ月以上も延滞したケース』です。
一度、月越え延滞しても個人信用情報機関に登録されません。
このウソは差し置いても、この記事で推奨する「ローン返済日を給料日と同じ日」にすれば延滞しません。
「給料日の5日後以降」のウソ
続いてはコチラ。
給料日が10日なら返済日を15日以降
某サイト
給料日が25日なら月末や翌月の上旬など
理由は、給料をもらってからローンの返済口座に入金できる日までの日数に余裕が持てるようにするため。
まず思うのが「給与振込もローン返済も同じ口座で行えばいい」ということ。

いや、待てよ…
給与を受け取る銀行と、ローンを利用する銀行を使い分けている人がいるかも!
はい。そのような人は、毎月同じ日に同じ金額を自動で送金する定額自動送金を使えばいいだけです。
ということで、あえて給料日から5日以上あける必要はありません!
まとめ

ローン返済日は、間違いなく給料日と同じ日にすべきです!
そうすることで、
- 返済日までの出費によるストレスがなくなり
- 延滞する可能性はゼロになり
安心して、ローン返済を行えるようになります。
万が一、ローン返済が始まったあとで給振などの変更があった場合は、返済日を変える条件変更の手続きを行いましょう!


