銀行でCDといったら2つの意味があるので要注意!

預金とATM
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CDと言えば、音楽を聴けるあのCD。

なのですが、銀行業界でCDというと全く別の意味を持っています。

しかも、その意味には2種類あります。

  • 一つは、お金をおろすときに使う機械の略称
  • もう一つは、とある金融商品の略称

この記事では、2つの意味を持つ紛らわしい「CD」の詳しい意味と、2つの意味の見分け方を解説します。

これを読めば、銀行員との会話も安心です。是非ご覧ください!

銀行でCDと言ったら2つの意味がある

2つの意味

冒頭お伝えしたとおり、CDには

  • お金をおろすときに使う機械の略称
  • とある金融商品の略称

の2つの意味があります。

両者を詳しく解説します!

現金自動支払機

銀行で使われるCDの一つ目の意味はキャッシュディスペンサー(Cash Dispenser)、日本語でいうと現金自動支払機です。

その名のとおり、口座から現金を引き出すことができる専用機械のこと。

ちなみに、お金をおろす機械といえばATMですが、ATMとCDには機能的に大きく違います。

ATMは日本語で「現金自動預け払い機」。その名のとおり、現金の引き出しだけでなく、預け入れ(入金)や振り込みなど様々な取引ができます。

一方、CDは「現金自動支払機」。お金を引き出すことに特化した機械です。

最近では多機能なATMが主流となり、CDはほぼありません。そのため、CDを知らない若い銀行員もいます。

譲渡性預金

CDのもう一つの意味が「Certificate of Deposit」、日本語で譲渡性預金(じょうとせいよきん)と言います。

その名のとおり、他人に譲渡できる預金です。

通常の預金は、相続などがない限り原則として他人に譲ることはできません。

しかし、この譲渡性預金はいつでも市場を通じて他人に売買できるという特徴があります。

譲渡性預金は最低金額が1,000万円など預入れ条件が厳しいため、主に企業などが利用する商品です。

どちらの意味のCDか見極め方

銀行でいうCDには以下2つの意味があります。

  • 現金自動支払機(Cash Dispenser)
  • 譲渡性預金(Certificate of Deposit)

この2つの意味を理解した上で、銀行員がCDと言ったとき、どちらの意味なのかを見極めるコツをお伝えします。

譲渡性預金はNCDと呼ぶ

銀行のみならず金融業界では、譲渡性預金のことを話すとき「CD」ではなく「NCD(エヌシーディー)」と呼ぶのが一般的です。

「N」は、Negotiableの略で「譲渡可能な」を意味します。

整理すると、

  • CD
    Certificate of (証券)
    Deposit (預金)
  • NCD
    Negotiable(譲渡可能な)
    Certificate of (証券)
    Deposit (預金)

となります。

CDは預金証券全般を指す一方で、NCDは「譲渡できる」という意味も入っている言葉。

ということで、銀行員は譲渡性預金のことを言うとき、ほぼ間違いなくNCDと言います。

日常会話でCDという言葉が出てきた場合は、現金自動支払機を指している可能性が高いと考えて良いでしょう。

ATMと置き換えて意味が通じるか?

もう一つの簡単な見分け方は、CDという言葉を「ATM」に置き換えてみることです。

例えば、以下の銀行員の会話をご覧ください。

上司「窓口が混んでるからCDにご案内して」
部下「分かりました」

CDをATMに置き換えると、「窓口からATMに案内する」とすんなり意味が通ります。

次の例はコチラ。

上司「このお客様、CDはどのくらいある?」
部下「1億くらいです」

CDをATMに置き換えると「お客様が持っているATMの台数を確認する」という変な意味になってしまいます。

以上のように、文脈の中で「CD」を「ATM」という身近な言葉に置き換えることで、どちらの意味で使われているのかを簡単に見極めることができます。

銀行員はCDという言葉を使う?

現在

と、ここまで

  • CDには2つの意味があること
  • CDの2つの意味の見極め方

を解説してきました。

ここからは現役銀行員として、銀行内でのCDの実態をお伝えしたいと思います。

「ここまでの説明は何だったの?」となるかもしれませんが是非ご覧ください!

結論、あまり使わない!

実際、銀行で働いていて「CD」という言葉は日常使いしません。

現金自動支払機(Cash Dispenser)も譲渡性預金(Certificate of Deposit)も両方ともほとんど使わないです。

現金自動支払機については、多機能なATMに置き換わっておりほとんど設置されていません。

また、もし現金自動支払機があったとしても、お客様には馴染みがないCDという言葉でご案内することはあまりありません。

次に譲渡性預金については、先に紹介したとおり銀行内では「NCD」という言葉を使います。

これは昔からの習慣です。おそらく現金自動支払機が現役だった当時、銀行内でもCDに2つの意味があることに煩わしさがあり、譲渡性預金は「NCD」と呼ぶようにしたと考えられます。

CDはもはや死語!?

以上の状況を踏まえると、特に現金自動支払機を指す「CD」という言葉は、もはや死語になりつつあると言えるかもしれません。

私が属する銀行では事務管理部門のベテランおばちゃんが、ATMを含め自動で取引できる機械のことを「CD」と呼んだりします。

それを聞いて、キョトンとする若い世代の銀行員。

「懐かしぃ…」と思いつつ指摘しない年輩管理職。

CDという言葉をとっても、今まさに銀行が時代の変化の真っただ中にいることが伺えますね!

まとめ

まとめ

銀行で使われるCDという言葉には、

  • 現金自動支払機(Cash Dispenser)
  • 譲渡性預金(Certificate of Deposit)

の2つの意味があります。

しかし、時代の変化とともに銀行内でCDという言葉を使う機会は減ってきています。

現在、自動で取引を行う機械はATMがメインで、CDはほとんど設置されていません。

一方、譲渡性預金はNCDと呼ばれることが多く、CDという言葉はほぼ使われません。

この状況を知っておけば、万が一CDという言葉が出てきても迷うことはありませんね!

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