銀行員は信用が命。
なのですが・・・、正直いうとタトゥーがあっても銀行員になれます。
しかし、銀行員になるだけでいいのか?
銀行員になったあとどうなりたいのか?
銀行員は信用が全てです。この記事では現役銀行員の視点で、銀行員とタトゥーの実際のところを詳しく解説します。
是非ご覧ください!
銀行の規程でタトゥーは禁止されてるのか?

銀行の就業規則や従業員服飾規定では、タトゥー禁止と明記されていません。
だから、ひと安心・・・ではありません。むしろ逆で、規定にタトゥー禁止と明記されないのは、タトゥーが入ってないことは銀行員の大前提であると考えられるからです。
タトゥーに対するイメージ
大阪刺青除去センターが実施した「タトゥーのイメージ調査」によると、高齢の人ほどタトゥーを嫌っているとのことです。
タトゥーに悪いイメージを持っている割合は以下のとおりです。
40代でも約半数がネガティブな印象を持っているという結果でした。
銀行の身だしなみルール
社会からの信用・信頼の上に成り立つ銀行。
誰からも好感を持たれるべき銀行員。
その身だしなみに関する規則は厳しく、
など様々な制約があります。
そのためタトゥー禁止は当たり前すぎて規定に記載されていません。
また、欧米ではタトゥーポリシーという『組織におけるタトゥーの取り決め』を制定する企業が多くあります(青山学院大学 薄上教授「欧米におけるタトゥーと雇用管理の考察」)。
一方で日本。タトゥーそのものが『悪いもの』とされており、タトゥーポリシーのようなルールをあえて制定する企業は少数派なのが現実です。
特に、銀行の企業文化は保守的です。ネガティブな印象を持たれるタトゥーに対して厳しい立場を取る傾向が強いと認識しておきましょう。
銀行員でタトゥーをしている人はいるのか?

では実際のところ、銀行にはタトゥーをしている人はいるのか?
勤続19年の現役銀行員の私は、今まで3000人近くの銀行員と接してきました。
結論、その中にタトゥーをしていた銀行員はいません。
中には隠している人もいるかもしれませんが、少なくともタトゥーを入れていることを公にしている人はいません。
これは、私が属する銀行の従業員だけでなく、大手邦銀に出向した際に交流した他行の知り合い、日々の業務で接する他行の方も含め一人もいません。
それくらい、銀行員にとってタトゥーは遠い存在ということです。
タトゥーしていても銀行員になれるのか?

タトゥーをした銀行員はいない。
ということは、そもそもタトゥーしている人は採用試験で落とされる?
まず言えることは、銀行の採用試験でタトゥーのチェックはされません。
服装で完全に隠せる程度のタトゥーなら採用される可能性はあります。
先ほど紹介した青山学院大学 薄上教授「欧米におけるタトゥーと雇用管理の考察」において、以下の重要な一節があります。
タトゥーをする理由は、好みやファッション、歴史的・宗教的・民族的・社会的な背景など様々であり、タトゥーに対する評価や価値観には地域や国、個人の間でギャップがある。
青山学院大学 薄上教授「欧米におけるタトゥーと雇用管理の考察」
以上のように、
- 理由があってタトゥーしている人を批判すること
- 外見(タトゥー)で採用を判断する姿勢
は、差別と見なされる可能性があります。
銀行は対外的なトラブルを嫌います。したがって、銀行の採用試験を受けた人が「タトゥーが原因で採用されなかった」と主張されることを忌避したい側面もあります。
銀行に入ってからタトゥーはバレるのか?

タトゥーがバレずに銀行に入ったとしても、入行後にタトゥーがバレる可能性は大いにあります。
タトゥーがバレるパターンは大きく3つ。
- 職場の健康診断
- 業務外の付き合い
- つい口がすべって
職場の健康診断
銀行では年1回の職場での健康診断があります。
身長・体重測定、血液検査、聴覚・視覚の検査等々の中で、タトゥーがバレる可能性が高いのが心電図検査です。
心電図検査の際、下着のみになり待機します。そのとき上半身にタトゥーがあるとほぼ間違いなく見えてしまいます。
業務外の付き合い
特にタトゥーがバレやすいのが、業務時間外の付き合いです。
例えば、銀行員は接待でゴルフに行くことが多く、ゴルフ後の入浴時にタトゥーが見えてしまうケースが考えられます。
また、銀行内の研修や旅行で温泉に入る機会があれば、同僚や上司に見られる可能性は大。その他にも飲み会やスポーツ大会など、普段のスーツとは異なる服装になる場面でタトゥーがバレることがあります。
つい口がすべって
「タトゥーのことは絶対に秘密。でも信頼できる〇〇さんには話して大丈夫」と考えることは普通のことです。
しかし、人はナイショの話しが大好きです。たった一人にタトゥーの話しをしたつもりでも、その相手が誰にも話さない保証はありません。
「ココだけの話しなんだけど、△△君ってタトゥーしているらしいよ…」と他の人に話したが最後。加速度的にタトゥーの話しは広がっていきます。
タトゥーがバレたらどうなるのか?

ひょんなきっかけで、タトゥーのことが銀行内で広まった場合、確実に人事部門が動きます。
タトゥーは「反社会的勢力との関係があるのでは?」と疑われる要因でもあります。
したがって、まず身辺調査が内々に行われ、万が一にでも反社との繋がりが発覚すれば即刻解雇となるのは間違いありません。
反社との関係がない場合でも、続いて支店長からの事情聴収が行われた後、懲罰委員会やコンプライアンス委員会等で処分が検討される可能性があります。
銀行の懲罰規則には「タトゥーが入っていた場合の具体的な処分」は明記されていませんが、実際の対応はケースバイケースとなるでしょう。
懲罰の程度は、銀行・状況・タトゥーの内容によって異なりますが、少なくともタトゥーがバレた銀行員には悪いイメージが付きまとい、人事評価・昇進昇格にマイナスの影響がでることは確実です。
タトゥーを入れるか迷っている人は、タトゥーを入れるとキャリアにとって確実にマイナスになることを十分に踏まえ、慎重に慎重を重ねた判断を行うことを強くオススメします!
まとめ

銀行員とタトゥーの関係をまとめると、以下のとおりです。
タトゥーをまだしていない人へお伝えしたいのは、
ということです。


