「仕振りがよくない」
と銀行員に言われたら、それは預金口座の動きに異変が起きているサイン!
銀行でいう仕振りとは、入出金の流れから見える資金繰りの状態のこと。そして、この仕振りはローン審査や銀行との信頼関係に大きく影響する重要な指標です。
本記事では、銀行にとっての仕振りの意味から、仕振りに対する銀行員の本音、そして仕振りを改善する方法まで分かりやすく解説します。
あなたの信用力を守るため、銀行が重視する仕振りについて理解を深めましょう!
用語解説:仕振りとは?

銀行でいう「仕振り」を一言で表すと、お客様の預金口座の動きのことです。
預金口座の動きとは、預金口座への入金・出金のことで具体的には以下のような取引を指します。
上記は、仕振りを構成するほんの一部です。他にもたくさんの種類の取引があります。
仕振りは一般的に知れ渡っている言葉ではないですし、「仕振り=ローンの返済状況」と誤解されることもあります。
銀行にとっての仕振りの真の意味は、預金口座の動きから分かる「その人の全般的な資金繰り状況」と理解しておきましょう。
「仕振りがよくない」とはどういう状況か?

銀行が仕振りがよくないと言うのは、預金口座の入出金に不安定さが見られることを指します。
仕振りがよくないと言われる代表例は、預金残高不足で引落しがエラーになるケース。このケースには大きく2パターンあります。
- 引落しエラーになったものの、月が変わる前に入金して引落しが完了したパターン
- 引落しエラーのまま翌月に持ち越すパターン
後者の引落しエラーを翌月に持ち越すパターンは特に要注意。この場合、ひと月に2回の支払いを行う必要があり、銀行員からすると非常に印象が悪いものです。
その他の「仕振りがよくない状態」には以下の例があります。
- 定期的な入金の減少
- 定期的な引落しの増加(金額・件数ともに)
いずれも日々の資金繰りの苦しさを示すもので、このような状況が続くと銀行は「資金管理に問題があるのでは?」と警戒を強めます。
例えば、そんな状態で新たなローンの申込みを行ったら、銀行側のローン審査で「仕振りに懸念あり」と慎重な与信判断が行われることになります。
仕振りがよくないお客様への銀行員の本音とは?

銀行員は、仕振りがよくないお客様に敏感です。とはいえ、1~2度だけ引落しエラーを起こした程度なら問題視することはあまりないです。
銀行員が問題視するのは、仕振りが悪い状況が続いているお客様です。
銀行員は半期ごとに大きな営業目標を持っています。

したがって、ローンの申込みを行いたいというお客様が来たら「自分の営業目標の足しになる!」と基本的には喜びます。そのお客様が、たまに引落しエラーを起こしているくらいなら。
しかし、引落しエラーが常態化している、つまり仕振りが常に悪いお客様だと話は別です。
そんなお客様のローン審査が否決されることは明らかですし、銀行員としてそのようなお客様と付き合いがあること自体がリスクであると考えます。
以上を踏まえて言えることは…
一度や二度くらいの引落しエラーはやむを得ない。しかし、仕振りが悪い状況が続くことは絶対に避けるべきです。
仕振りが悪いときの対処法

銀行員が嫌う、継続的な仕振り悪化状態。
ここからは、仕振りを改善するいくつかのテクニックを紹介します。
毎月の生活が厳しい人にとっては生活を立て直すヒントに、上司から「顧客の仕振りを改善しろ!」と言われた若手銀行員にとってはそのお客様へのアドバイスのヒントになる内容です。
まずはご一読ください!
支出の見直し
「毎月の引落しが遅れがちだな」
そう感じたら、まずは支出の見直しから始めましょう!
そもそも引落しエラーになった支出は、本当に必要なものですか?日々の暮らしで使ってるサービスですか?
以上のような観点で毎月の支出を見直すことで、毎月数千円〜数万円の節約が可能です。
必要な支出の節約はストレスになりますが、必要ないものへの支払いは悪です!
銀行員は過去の仕振りを重視します。その人が生活を立て直した結果、仕振りが改善されたという過去の事実をポジティブな情報として取扱います。
副業などで収入増
仕振りがよくない場合、収入を増やすことが最大の対処法の一つです。
- 勤務先での昇進と昇格
- 転職
- 副業
昨今、収入を増やす手段は格段に増えています。また従来のように30歳を越えると転職が厳しい、といった制約も緩和されつつあります。
副業では、ライティングや動画編集、ウーバーのような配達などスキルや体力に応じた選択肢は豊富です。クラウドソーシングやスキル販売サイト等での得意技で稼ぐ手段も。
銀行員の視点からすると、柱となる安定的な収入源があることを前提に、収入源が複数ある顧客は「リスク分散ができている」と評価され、信用度が上がる傾向があります。
借金のおまとめ
複数の借入れがあって毎月の引落しが滞りがちな人は、おまとめローンの活用を検討しましょう。
金利の高い借入れを一本化することで、返済額が減り管理も楽になります。また、返済日がバラバラだと、預金が徐々に減りゆくストレスもあながちバカにできません。
借金のおまとめは、金銭的な負担軽減と同時に精神的な安心をもたらします。
銀行員としても、借入れを整理している顧客は「改善の意志あり」と見なし、今後の取引にも前向きになりやすいです。
手元資金の確保
前述のとおり、理想は既存の借金のおまとめです。
しかし、一時的な資金不足への対処として新たな借入れで手元資金を確保するという選択肢もアリです。生活費や事業資金が足りないとき、無理に我慢するよりも、計画的な借入れで乗り切る方が現実的。
ただし、金利や返済条件、特に毎月の返済額は必ず確認し、無理がない借入れを行いましょう!
銀行員に相談すれば、生活支援融資や制度ローンなど、状況に応じた提案が期待できます。
最終手段は誰かを頼る
どう頑張っても自力で仕振りが改善できない時は、信頼できる人に相談してみましょう。
家族や友人に状況を打ち明けることで、
などが得られることが期待されます。
また、銀行員やファイナンシャルプランナーなど、専門家に相談することで、冷静な選択肢を見つけやすくなります。
「仕振りが悪い」と言われた顧客も、相談を通じて改善の道を見つけられる可能性は十分にあります。孤立しないことが、再起への第一歩です。
まとめ

どんな人でもひょんなことから安定した生活が崩れ、仕振りが悪くなる可能性があります。
収入の減少・支出や借入れの増加など原因は様々ですが、放置すれば銀行からの評価も下がり、融資や取引に影響が出る可能性があります。
この記事で紹介した仕振りを改善する5つの方法。
- 支出の見直し
- 副業などで収入増
- 借金のおまとめ
- 手元資金の確保
- 最終手段は誰かを頼る
いずれの方法も少しの勇気を振り絞れば、意外と簡単に実現できることばかり。焦らず、冷静に、できることから一歩ずつ始めていきましょう!


