銀行の言葉づかいは独特です。
この記事では、
に向けて
- 「御行」や「貴行」の違い
- 「弊行」や「当行」などの類似した言葉
- 銀行の人事部門が気にする言葉遣い
について、現役銀行員が誰よりも詳しく解説します。是非ご覧ください!
御行と貴行の使い分け
まずは、よく使う銀行の呼び名の使い分けを説明します。
- 御行(おんこう)
銀行員ではない人が、銀行を丁寧に『言う』とき - 貴行(きこう)
銀行員ではない人が、銀行を丁寧に『書く』とき
こんがらがる人は、
- 「いう」「おんこう」は、「あ行」のセット
- 「かく」「きこう」は、「か行」のセット
と覚えましょう!
弊行・当行・自行の使い分け
続いて、たまに耳にする「弊行」と「当行」と「自行」。これらは、銀行員自身が勤める銀行のことを表現するときに使う言葉です。
使い分けは以下のとおりです。
- 弊行(へいこう)
『目上の相手』に対して、自分が勤める銀行を表現するとき - 当行(とうこう)
『対等な相手』に対して、自分が勤める銀行を表現するとき - 自行(じこう)
『自社内など』で、自分が勤める銀行を表現するとき
就職説明会などでは、学生の皆さんを対等な相手と見なし、自分の銀行のことを「当行」と表現することが多いでしょう。
利用シーンが少ない「自行」。
これは、為替取引の担当者が、自分の銀行のことを「自行」と呼び、他の銀行を「他行」と呼ぶ。この使い方が最もポピュラーな使い方です。
「自行」は聞きなれないマニアックな呼び名ですね!
銀行の人事が気にする言葉づかいシリーズ
ここからは、これから就職活動を迎える人向けに『銀行の人事担当者が地味に気にする言葉づかい』について、説明してまいります!
一つひとつは小さなことですが、
神は細部に宿る・・・
塵も積もれば山となる・・・
の精神で、就職面接ではきめ細やかな言葉づかいを心がけましょう。
気をつけるべき一人称
自分のことを指す一人称の使い方。
人事担当者は地味にチェックしています。
謝るときこそチャンス!
就職面接などで、何らかの事情で人事担当者に謝らないといけないとき、必要以上に焦る必要はありません。
むしろピンチはチャンス。謝るときこそ、しっかりとした謝罪コミュニケーションを取りましょう。
指摘されたときは…
面接官の銀行員は「細かい指摘を行うのが趣味で、プライド高い人たち」と思って、採用面接に挑むことをオススメします。
そのくらい採用面接での言動には、細心の注意を払う必要があります。
テンプレよりも自分の言葉が大切
採用面接では、カッコいいことや立派なことを言うよりも自分の本心を自分の言葉で伝えることが大切です。
特に志望動機をテンプレどうり返答するのは絶対NG。
逆にいえば、個性を出すチャンスです!
まとめ
『銀行の独特な言葉遣い』と『銀行人事の言葉遣い注意点』を紹介して参りました。
いずれも、銀行の独特な文化と細かさといったネガティブな面を感じられたと思います。
しかし、銀行にも数少ないですが、良さはあります。知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!