カップルの皆さんへ
ふだん使いする預金口座は、1つの口座を二人で使いたい。そのためには、キャッシュカードを2枚つくって、それぞれ持つのが理想的ですよね。
これを実現するのは
ふたりで使う預金口座のキャッシュカードと代理人カードを発行する方法しかありません。
しかし!
結婚してないカップルがキャッシュカードを2枚作れる銀行は極めて少ないです。
この記事では、結婚前のカップルがキャッシュカードを2枚作るための基本知識を紹介します。
この記事を読んで
- キャッシュカードを2枚作るための方法
- 銀行ごとのルールに応じた具体的に取るべき行動
- キャッシュカードを2枚作れる銀行
を確認しましょう!
そもそもキャッシュカードを2枚発行できるのか?
そもそも「1つの口座でのキャッシュカード2枚発行」が可能かどうかというと可能です。
銀行では、2枚目のキャッシュカードのことを代理人カードと呼びます。
ちなみにクレジットカードの2枚目は家族カードと呼びます。
ですので、この記事で紹介する内容を正しく表現すると、カップルが、ふだん使ってる口座の代理人カードを発行する方法です。
次の章では、まず大前提として知っておくべき『やってはいけない!キャッシュカードを2枚もつ方法の誤り』を紹介します。
キャッシュカード2枚持ちの誤った方法
1つの口座で、2枚のキャッシュカードを持つ方法は代理人カードの発行のみ。
ここでは、キャッシュカードを2枚入手するにあたり、絶対やってはいけない誤った方法を紹介します。
キャッシュカードを無くしたことにする
キャッシュカードは手元にあるけど、無くしたとウソをついて2枚目を発行する。
この方法はNG行為ですし、2枚持ちもできません。
なぜなら「キャッシュカードを無くした」と銀行に告げると、キャッシュカードに取引禁止登録が設定され、使えなくなるからです。
全く意味のないウソなので、この行為は絶対に行ってはいけません。
キャッシュカードの暗証番号を忘れたことにする
キャッシュカードの暗証番号を忘れて、使えなくなったので2枚目を発行する。
この方法だと、銀行から「暗証番号の再設定を行ってください」と言われて終了です。
キャッシュカードを2枚もつためには、代理人カードを発行するしかありません!
代理人カードを作れないケース
代理人カードの発行ができないケースが2つあります。
多機能キャッシュカード
預金取引以外にも、様々な機能がついているキャッシュカードの場合、代理人カードは作れません。
様々な機能とは、
- カードローン機能
- クレジット機能
- 電子マネー機能
などです。
口座名義人の親族以外は不可
いくつかの銀行では
代理人カードの発行を、口座名義人の親族に限定しています。
いくつかの銀行を例に確認してみましょう。
結婚前のカップルは当然、親族ではないです。
したがって
こうした取り決めがある銀行では、基本的には代理人カードを作成できません。
しかし!
「親族のみ代理人カード発行」としている銀行でも、例外的に親族以外でも代理人カードを作れることがあります。
ということで、次は
あなたの取引銀行で、代理人カードを作る手順を具体的に紹介します。
代理人カード発行の手順
今から代理人カードを作ろうとしている人は、この手順にしたがって作業を進めてください。
状況によっては取引銀行を変えないといけないケースもあるので、ご注意ください。
それでは、
代理人カードの作成に向けてレッツゴー!
①事前確認
まずは、以下4点について取引銀行のルールを確認しましょう。
- 代理人カードを発行できるかどうか
- 発行は誰でもOKか、親族のみか
- 親族限定の場合、親族の本人確認資料は必要か
- 親族限定の場合、手続きは親族同伴が必要か
確認は、ネット検索で『〇〇銀行 代理人カード』で調べましょう。
以下は、東邦銀行の例です。
「3.親族の本人確認資料」も「4.親族同伴」も記載が無ければ、必要なしと捉えて、次の②に進みましょう!
②確認内容に応じて対処
①での確認結果にしたがい、以下の5パターンのうち該当するところをご確認ください!
代理人カードを発行できない
住信SBIネット銀行やauじぶん銀行、Paypay銀行などネット銀行を中心に、代理人カードを一切発行しない銀行があります。
ネット銀行は、キャッシュレスを重視。
現金を扱うためのキャッシュカードの発行は最小限に。
このケースでは、
代理人カードを無条件で発行できる銀行に取引をうつすしかありません。※キャッシュカードを2枚作れる銀行はコチラをチェック!
親族限定かつ、同伴・本人確認資料が必要
りそな銀行・埼玉りそな銀行、群馬銀行などがこのケースに該当します。
おそらく後々のトラブルを防止するため、かなり厳しめに親族への代理人カード発行であることをチェックしています。
このような銀行の場合でも
カップルでも代理人カードを発行できませんか?
と相談する余地はあります。
しかし、ここまで厳格に代理人を確認するということは、例外的な扱いを認めさせるのも非常に困難。
このケースも、
代理人カード発行OKの銀行に取引をうつすのが無難です。※キャッシュカードを2枚作れる銀行はコチラをチェック!
親族限定、同伴は不要だが本人確認資料は要
みずほ銀行ほか多くの銀行が、親族の本人確認資料を提出すれば代理人カードを許容します。
親族同伴が不要なので、ハードルは下がりますね!
ただし、親族の本人確認資料が必要です。
親族の同意を得たうえで、これを準備できれば、代理人カードは発行できます・・・
が、ウソはオススメしません。
銀行の担当者にしっかり事情を説明し、カップルだけど例外的に代理人カードが発行できないか交渉しましょう。
交渉しても発行不可なら、キャッシュカードを2枚作れる銀行へ(コチラをクリック)。
親族限定だが、何もいらない
規定上は一応、親族のみにしか代理人カードを発行しないことになっている銀行。
実際は、お客さんの申告ベースで代理人カードが発行できるパターン。
お客さんが「親族でつかいます」と言えば、それが全て!
あなたの良心次第ですが、カップルだとしても「家族で使います」と言ってしまえば、代理人カードは作成できます。
無条件で代理人カード発行OK
誰でも代理人カード発行できるスバラシイ銀行。
今すぐお近くの支店へGO!!
キャッシュカードを2枚作れる銀行
今、取引している銀行で代理人カードが作れない人は、以下の代理人カード無条件OKの銀行に取引をうつすことをオススメします!(2023年11月2日時点)
代理人カード発行に必要なものとは?
銀行によって必要書類は多少ちがいますが、以下のものを持っていけば不足はないでしょう。
- 通帳
- 届出印鑑
- 本人確認資料
- カード発行手数料
どこで手続きすればいいのか?
安心して手続きしたいなら、対面で案内してくれる支店をオススメします。なお、手続きはどこの支店でもできるので、近所の支店でもOK。
また、銀行によってはネット取引や電話での取引も可能です。取引がある銀行のホームページで調べてみましょう。
代理人カード発行のタイミングは?
手続きしてすぐに代理人カードは発行されません。
基本的には郵送でカードが送られてきます。
タイミングは、カード発行手続きの約1週間後くらいを見ておくのが無難です。
まとめ
キャッシュカードの2枚目、正式名称は「代理人カード」。
これを発行するためには、お取引がある銀行にまずは
- 代理人カード発行できる?
- 親族のみ?
- 親族同伴が必要?親族の本人確認資料は必要?
を確認しましょう!
そして、
代理人カード発行できない場合、あきらめて別の銀行(無条件で代理人カード発行可能な銀行はコチラ)にいきましょう。
親族のみしか発行できないケースは「カップルでも代理人カードを発行できないか」を交渉!