キャッシュカードをATMに入れたけど使えない!
そういえば
キャッシュカードの暗証番号を間違えたな…
そんな状態のまま、対処せずに放置していると…
何も罰則はないので、ひとまずはご安心ください。
ただし!
当然いつか対処しないと、キャッシュカードは永遠に使えません。
この記事では
- キャッシュカードがロックされる原因
- キャッシュカード暗証番号相違の真実
- ロックされたまま放置したらどうなる?
- ロックされたときの対処法
を詳しく解説いたします。
キャッシュカードが使えなくなる原因
一言に
キャッシュカードのロックといっても、その原因は大きく3つに分かれます。
- 暗証番号の相違
- 銀行による取引禁止設定
- キャッシュカードの磁気不良
詳しく見ていきましょう。
暗証番号の相違
他人が勝手に使えないようにするため、キャッシュカードには数字4桁の暗証番号が設定されています。
この暗証番号を何度も間違えて入力すると、カードにロックがかかります。
暗証番号を何回、まちがったらロックがかかるの?
ロック解除の具体的な手続きは?
この記事では、この『暗証番号を相違したケース』について、詳しく解説します。
『暗証番号を間違えてない』という人は、次の原因をご覧ください。
銀行による取引禁止設定
キャッシュカードは、ATMであなたの預金口座から出金・入金などの取引を行うためのもの。
そんなキャッシュカードが使えなくなる原因の一つが、銀行が何らかの理由で預金口座に取引禁止をかけたケース。
取引禁止をかけられる理由は
- 税金の滞納による預金の差押え
- 借金の延滞による預金の出金禁止
- マネーロンダリング等の不正な口座利用
など様々あります。
取引禁止がかかってないなら、残る可能性は『キャッシュカードの磁気不良』のみです。
キャッシュカードの磁気不良
キャッシュカードには、あなたの預金口座情報を記録した磁気ストライプという部分があります。
この磁気ストライプが傷ついたり、強い磁力に触れたりするとカードが使えなくなります。
キャッシュカードの磁気不良については、他の関連記事で特集しているのでご覧ください。
■磁気不良を防ぐ方法■
■磁気不良を消しゴムでなおす方法■
キャッシュカード暗証番号を何回間違えるとロックがかかる?
ここからは、この記事のメインテーマ
『暗証番号相違によるキャッシュカードのロック』について、詳しく解説していきます。
まずは、もっとも気になる
暗証番号を何回、まちがったらロックがかかるの?
という疑問から解説していきます。
ロックがかかる相違回数は非公開
銀行は、セキュリティの観点から『暗証番号を何回間違えたらキャッシュカードにロックがかかるか』を公開していません。
キャッシュカードの暗証番号を所定回数以上間違えて使用できなくなった場合は、利用再開手続きが必要です。
三菱UFJ銀行
暗証番号を数回にわたり連続して間違えますと、口座を保護するためキャッシュカード(横浜バンクカード)がご利用できなくなります。
横浜銀行
どの銀行も「所定回数以上」や「数回」「複数回」など、あいまいな表現にしています。
銀行員なら、何度の相違回数でロックされるか分かりますが、セキュリティ的に公表できません。
ここでは
差し支えの無い範囲の事実をお伝えします。
暗証番号相違に関する事実
キャッシュカードの暗証番号相違の真実。
箇条書きで紹介します。
銀行ごとに異なるロック条件
ロックがかかる暗証番号の相違回数は、各銀行で異なると考えられます。
これは、銀行ごとに『許容するリスク』と『顧客利便性へのスタンス』が異なるからです。
例えば、3回まで間違えてよい銀行と6回までの銀行を比べると
- 3回までの銀行は、顧客の預金を守ることを重視
- 6回までの銀行は、顧客の利便性を重視
という考え方の違いがあります。
「どちらの銀行が正しい」とか言うことではありません。
2回間違っても大丈夫
ロックがかかる相違回数において、各銀行で共通する点があります。
それは、少なくとも2回までは暗証番号を間違っても良い点です。2回目以降、相違3回目で使えなくなるのか、6回なのかは銀行ごとに異なります。
つまり
暗証番号をド忘れしたとき、3回目の入力時は覚悟をもって慎重に行うべきということです!
連続で間違ったらダメ
暗証番号の相違回数のカウントは、連続で間違った回数です。
例えば
- 2回間違って、3回目OK。
次に使うとき、1回間違った。
計3回間違ってますが、ロックされない。 - 1回間違った、2回目OK。
これを何度も繰り返しても、ロックはかからない。
といった感じです。
正しい暗証番号を入力すれば、累積した相違回数はリセットされます。
明日になってもリセットされない
ヤバイ!
2回間違えた!
明日やり直したら何とかなる!?
次の日になっても、暗証番号を間違った回数はリセットされません。
何日・何週・何年たってもリセットされることはありません。連続で2回間違ったときは、とにかく慎重に!
ロックがかかったまま放置するとどうなる?
注意を払って暗証番号を入力したけど
ついにキャッシュカードがロックされてしまった!
- 何らかの罰則はある?
- 給与振込みが止まらない?
- 何日以内に対処しないといけない?
といった心配がありますよね。
結論をいうと
ロックがかかったまま放置してもキャッシュカードでお金をおろせない以外に不都合はないです。
罰則やペナルティなし。
給与振込み、電気代などの口座引落しも大丈夫。
ロック解除を行う期限もありません。
でも、お金をおろせないのは困る!
ロックされるのはキャッシュカードのみ。
したがって、通帳を使って銀行窓口で、お金をおろすことはできます。
ロックがかかったときの対処法
暗証番号相違によるロックの対処期限はありません。
お金をおろすのも、通帳と印鑑を持って銀行窓口でできます。
したがって
ロックがかかったときの対処は、焦らず時間があるときに行いましょう。
具体的な対処方法を簡単に紹介します。
まず行うべきこと
あなたのキャッシュカードがネット銀行のものか否かで、初動は変わります。
- <ネット銀行の場合>
銀行アプリやインターネットバンキングでロック解除を行いましょう。ネットで検索すると、各ネット銀行ごとに詳しい手順が分かります。 - <ネット銀行以外>
まずは銀行に行きましょう。
ここからは
ネット銀行以外のメガバンクや地方銀行等のキャッシュカードでロックがかかったときの対処法を詳しく紹介します!
ネット銀行は、アプリやIBでロック解除しましょう。
ロック解除の方法
キャッシュカードのロック解除の方法は、銀行によって異なります。
基本的には
ロック解除ではなく、カードの再発行で対処する銀行が多いです。
他の方法で対処する銀行もあります。いくつか具体例を紹介します。
※ロック解除&暗証番号再設定の方法だと、銀行員がお客様のフリをして、暗証番号を再設定し、悪用することが可能です。したがって、多くの銀行は『カード再発行』の方法を採用。再発行されたカードは、お客様の家に郵送されますから悪用できません。
ネット銀行は、銀行員が介さない非対面での手続きなので、不正は起こりにくいです。
まとめ
キャッシュカードが使えないときの原因は
- 暗証番号を間違ってロック
- 銀行が取引禁止を設定した
- キャッシュカードの磁気不良
の3つがあります。
このうち、よくあるのが暗証番号を間違ってロックされるケース。
そのまま放置していても
- ペナルティは無い
- 給与振込みなどは行われる
- ロック解除の期限は無い
です。
お金をおろしたいときは、通帳で行えます。
したがって、焦らなくて大丈夫!
時間があるとき銀行に行って、それぞれの銀行の手続き方法に則って対処を行ってもらいましょう。