初めてのキャッシュカードを手にしたあなた、悩んでますね?
キャッシュカードを
持ち歩くべきか?家に置いとくべきか?
この記事では
- キャッシュカードを持ち歩くメリットとデメリット
- こんな性格の人は、キャッシュカードを持ち歩くべき
といったことを解説します。是非ご覧ください!
キャッシュカードを持ち歩くメリット
まずはキャッシュカードを持ち歩くメリットを確認しましょう。
メリットとあわせて、そのメリットへの反対意見もお伝えします。
何のしがらみもない
プロ銀行員の目線で紹介します!
急に現金が必要なとき対応可能
あれ?
お金おろすの忘れてた!
今日の飲み会、割り勘だ…
でも現金が無い!
以上のように急に現金が必要になったとき
キャッシュカードを持っていれば、現金を引き出すことができます。
近頃は、クレジットカードやPaypayなどキャッシュレス支払いができるお店が増えています。
しかし、キャッシュレス支払いが使えない場面では、現金が必要です。
例えば、
- 現金オンリーの自動販売機
- キャッシュレスが使えない小さなお店
あるいは
- クレジットカードを上限金額まで使ってしまったとき
- クレジットカードが磁気不良で使えないとき
- 地震や停電など災害時
- システムの不具合
こんなときは、現金をいつでも入手できるキャッシュカードがあると心強いです。
口座番号がすぐに分かる
キャッシュカードを持っていれば
預金の口座番号が必要になったとき、すぐに分かるというメリットもあります。
でも、口座番号が必要なシーンってあるの?
以下のような場面では、口座番号が必要です。
- スマホなどを分割払いで購入するとき
- 公共料金などの口座引落しの手続きを行うとき
その他にも、公的な証明として「きちんと銀行に預金口座を持っていること」を証明するために、口座番号が必要となることもあります。
【関連記事】口座番号を他人に教えるときとは?
安心感
キャッシュカードを持っていると、
『いつでも現金をおろせる』
『口座番号がすぐ分かる』
といったメリットがあるものの、これらのメリットを感じる機会は少ないです。
しかしながら、見方を変えると
『急に現金が必要になっても大丈夫!』
『口座番号、いつでも聞いてくれ!』
という安心感を常に持ちながら行動できるとも言えます。
初めてのキャッシュカードを手にした人は、最初のうちはキャッシュカードを持ち歩き生活してみて
キャッシュカードを使うことはほとんど無いわ。
と感じたら、持ち歩くのをやめてもいいでしょう。
大人になった感を味わえる
メリットの最後は、心のステータスとしてキャッシュカードを持ち歩くということです。
自分のはじめてのバッグ、はじめての財布、はじめての腕時計、、、と同じように、大人になった証としてキャッシュカードを誇らしく持ち歩くということはかけがえのないメリットだと思います。
ということで
メリットはここまでにして、次は『キャッシュカードを持ち歩くデメリット』を見ていきましょう!
キャッシュカードを持ち歩くデメリット
お次は、キャッシュカードを持ち歩くデメリット。
キャッシュカードを持ち歩くデメリットは、キャッシュカードを持ち歩くリスクとほぼイコールです。
詳しく説明していきます!
紛失リスク
当然、キャッシュカードを家に置いておくより、持ち歩く方がキャッシュカードを無くすリスクは高まります。
財布の中に入れておいたはずなのに無い!
しまった!
ATMに置き忘れた!
といった状況が発生する可能性があります。
盗難リスク
カードを無くしただけなら、お金が不正に引き出させる可能性は低めです。
しかし、悪意ある人にキャッシュカードを盗まれたら大変!盗んだ人は何とかして、お金を引き出そうとします。
これは、キャッシュカードを持ち歩く最大のリスクかもしれませんね。
お金を使い過ぎる
『キャッシュカードを持っていると、いつでも現金がおろせる』というメリット。
逆にいえば、欲しいものがあったら、いつでもお金をおろして買えてしまうということ。
プラスして言うと、土日やコンビニでお金をおろすと手数料を取られます。外出のたびに、ATMでお金をおろすようだと、ドンドン預金が減っていきます。
キャッシュカードが傷つく
たとえ財布の中で保管していても、持ち歩くとキャッシュカードは少しずつ傷みます。
キャッシュカードは、傷がついたり、磁気不良が発生すると使えなくなってしまいます。
使えなくなると、手数料を払って再発行しないといけません。
性格ごとのキャッシュカードの取扱い
ここまで、キャッシュカードのメリットとデメリットを見てきました。
とはいえ、まだ持ち歩くか否かを悩んでいる人もいるでしょう。
そこで次は、あなたの物事の考え方に応じて、持ち歩くべきかどうかを解説していきます!
常に備えを万全にしていたい
急な出来事にあたふたしたくない!
外出先で困りたくない!
という人は、もちろん
キャッシュカードを持ち歩くべし!
特に、新生活が始まった人や生活の変化が多い人は、急な出費や何らかの手続きで口座番号が必要になることが多いでしょう。
生活のペースが整うまでは、キャッシュカードを持ち歩く方がよいです。
命の次にお金が大切
財布を盗難したとき、お金を失いたくない人は
キャッシュカードを持ち歩くべし!
えっ!?
キャッシュカード無くしたら、お金を失うのでは?
キャッシュカードだけではお金はおろせません。
暗証番号とセットになって、初めて不正にお金を引き出せてしまいます。
万が一、財布を盗まれた場合
一方で、
となります。
ここで重要なのは、キャッシュカードの暗証番号は
- 推測されにくい数字にすること!
- メモなどせず、第三者に分からないようにすること!
が大前提になります。
しっかり者
今まで財布を無くしたことがない。
モノの管理はしっかりしている人。
しっかり者の皆さんは、ふつうに
キャッシュカードを持ち歩くべし!
そんなあなたが、万が一キャッシュカードを無くしたとしても、すぐに気がつくでしょう。
そうすれば、キャッシュカードを不正に使われる前に、銀行に電話連絡して出金停止の手続きを行えば、お金を使われる可能性も低いでしょう。
心配性
キャッシュカードを持ってることが不安でしょうがない!
という人もいるでしょう。
特に、たくさんの預金を預けている人。
「暗証番号がバレてないから、お金が不正に引き出せることはない」と分かっていても、キャッシュカードを持つこと自体が、不安でストレスになりますよね。
そんな人は
キャッシュカードは家に置くべし!
私が知る限り、高額預金者ほどある程度まとまった現金を財布に入れ、キャッシュカードを持たない人が多いです。
持ち歩くときの注意点
ここまでご覧になり、
キャッシュカード、持ち歩くわよ!
と決めた人に向けて、キャッシュカードを持ち歩く際の注意点を紹介します。
推測されにくい暗証番号
10数年の銀行員生活を通じて思うのは・・・
キャッシュカード自体より
暗証番号が極めて重要!!
ということです。
キャッシュカード単体で存在しても、できることは何一つありません。暗証番号とセットになって初めてキャッシュカードが使えるようになります。
そのくらい重要な4桁の数字、暗証番号。
他人でも推測できるような以下の数字はダメです。
自分しか分からない独自の数字にしましょう。
持ち歩き方を習慣化する
持ち歩き方をルーチン化(習慣化)しましょう!
具体的には以下のような点をしっかり行いましょう。
- 持ち歩くと決めたら、常に持ち歩く。
- キャッシュカードはいつも同じところ(財布やカードケース)にいれておく。
- キャッシュカードをいれた財布などは、カバンの同じ場所に格納する。
- キャッシュカードは、できる限り同じATMで使う。
こうすることにより、紛失リスクは軽減され、またキャッシュカードを持ち歩く不安も少なくなります。
預金を分散する
万が一、キャッシュカードが不正に使われたときを想定して、預けるお金を分散しましょう!
分散とは、以下のような対処をおこなうことです。
- 別の普通預金にお金をうつす。その普通預金のキャッシュカードは持ち歩かない。
- まとまったお金を定期預金にする。定期預金は不正に使われるリスクが極めて低いです。
- 現金を家に置いておく。万が一、キャッシュカードをなくしたときにも安心です。
まとめ
キャッシュカードを持ち歩くのは、メリットもあればデメリットもあります。
金融のプロの目線で、最も重要なのは
推測されない暗証番号
と
暗証番号を漏らさない
ことです。
これを守ることができたら、キャッシュカードを不正に使われるリスクは極めて低くなります。
ですので、キャッシュカードを持ち歩こうが家に置いとこうが、どちらでもOKですね!