キャッシュカードの暗証番号合ってるのに使えない原因12選

キャッシュカード
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今すぐお金が必要なのに、ATMにキャッシュカードを入れるとエラーになる・・・

エラーの原因を大きく分けると、

  1. ATMの使い方を誤ってる
  2. キャッシュカードの問題
  3. 預金口座の問題

の3つに分類されます。

図示すると以下のイメージです。

キャッシュカードが使えない要因3分類
原因1はキャッシュカードの問題
原因2はATMの問題
原因3は預金口座の問題

この記事で紹介する

  • キャッシュカードが使えない原因
  • それぞれの原因への対処法

どのような銀行でも共通して使える知識です。是非ご覧ください!

著者の紹介
  • 地方銀行に19年勤める現役銀行員。
  • 営業店・本部・他社への出向を経て、現在は本部の企画部門に。
  • この記事は、地銀だけでなく、ゆうちょ銀行や楽天銀行などのネット銀行を使う人にも参考になる内容に仕上げてます!

ATMの使い方を間違ってるケース

ATMの使い方を間違っているため、キャッシュカードが使えないケースは5つ。

  1. タッチパネルの誤操作
  2. カードを入れる向き
  3. 札の枚数オーバー
  4. 他の銀行のATM
  5. 暗証番号を間違っている

中には「そんな間違いするかな?」と感じるものもありますが、人は意外なミスをするものです

一つずつチェックしましょう!

タッチパネルの誤操作

近頃のタッチパネルは非常に感度が高いため、注意しても誤操作が発生します。

例えば、冬の寒い日。寒さで指が震えるままに、ATMの暗証番号画面で『9』をタッチすると…

ATMテンキーの誤操作

と連続で『9』が入力されることがあります。

対策はシンプル。数字を1つ押すたびに画面を見て、数字が1つしか入力されていないことを確認しましょう。

おやつイモ
おやつイモ

焦らずゆっくりで大丈夫です!

カードを入れる向き

カードを入れる向きが違うとエラーになります。

このミスが起きやすいのがダブルストライプのカード

ダブルストライプカード
ダブルストライプカード

ダブルストライプのカードとは、2つの磁気ストライプがあり

  1. 片方では預金取引
  2. もう片方ではカードローン取引

などが行えるカードです。

預金取引しようとして、カードローン側のストライプを読ませると正しく処理できません。

対策は、うまく取引できなかったときとは逆方向でカードを入れてみるという対処でいきましょう!

ATMで出せる札の枚数オーバー

ATMには一回の取引で出せるお札の枚数に上限があります。

上限枚数は銀行によって異なりますが、概ね50枚が上限のことが多いです。

一万円札を50枚以上もおろすことはないなぁ

と思った人は、お待ちください!

上限があるのは、枚数です。

例えば、

  • 6万円をすべて千円札でおろすと、枚数は60枚

このケースは上限枚数エラーのため、お金はおろせません。

ちなみに、ゆうちょ銀行では入金が200枚・出金が100枚を上限としています(ゆうちょ銀行ホームページ)。

お札の枚数には注意を払いましょう!

他の銀行のATM

高齢の方に多いのが、お金をおろそうとしている銀行とは別の銀行のATMを使っているケース

銀行のATMはどこも似たデザインなので、意図せず間違えることがよくあります。

支店やATMコーナーに入る前に、取引したい銀行であってるか確認しましょう。

暗証番号を間違っている

この記事を読んでいる人は

暗証番号は合ってるのに、キャッシュカードが使えない…

と思いますよね。

皆さんに改めて確認頂きたいのは、その暗証番号が本当に正しいかという点です。

頭に思い浮かべている暗証番号が正しくないことはよくあることです。

例えば、

  • 近頃、暗証番号を変えてないか?
  • クレジットカードの暗証番号と間違ってないか?
  • 楽天銀行を利用する人は、ATM用の暗証番号を入力したか?(楽天銀行は2つの暗証番号あり)

今一度、正しい暗証番号を入力しているか思い返しましょう!

キャッシュカードに問題があるケース

カード

続いては、キャッシュカードそのものに問題があって取引できないいケース。

このケースは4つの原因があります。

  1. キャッシュカードではないカード
  2. キャッシュカードの破損
  3. キャッシュカードの磁気不良
  4. キャッシュカード再発行中

具体的に見ていきましょう。

キャッシュカードではないカード

意外かもしれませんが、キャッシュカードじゃないカードでATMを使おうとするケースがキャッシュカード使えない原因ナンバーワンです!

例えば

  • クレジットカード
  • 健康保険証
  • 何かの会員カード
  • 社員証

などはサイズやビジュアルがキャッシュカードに似ており、間違えやすいです。

おやつイモ
おやつイモ

今後はマイナンバーカードと間違えることが増えそうです。

キャッシュカードの破損

ATMもキャッシュカードも、とても繊細です。

キャッシュカードの少しの傷・割れ・汚れでATMが使えなくなります。

キャッシュカードの傷
傷ついているケース

パッと見では分からない傷がついていることはよくあります。お手元のキャッシュカードをチェックしましょう。

キャッシュカードの磁気不良

小さな傷が無さそうなら、次はキャッシュカードの磁気ストライプの問題かもしれません。

磁気ストライプとは、キャッシュカードの黒い線の部分です(下の画像)。

キャッシュカードの磁気ストライプ
【イメージ】磁気ストライプ

キャッシュカードの磁気不良については、下の関連記事をご覧ください!

キャッシュカード再発行中

キャッシュカード再発行中は、旧キャッシュカードが使えません。

具体的には以下のシチュエーションです。

  1. キャッシュカードを無くした。
  2. 銀行で再発行を依頼。
  3. 新しいカードが来る前に、無くしたカードを発見。
  4. 発見した旧キャッシュカードをATMに入れても使えない。

対策はただ一つ。新しいキャッシュカードが来るのを待つか、通帳でお金をおろしましょう!

預金口座に問題があるケース

お金と財布

最後に、預金口座に原因があるケースについて紹介します。

この預金口座が原因のケースは3つ。いずれも根本的な解決に時間がかかります。

  1. 残高不足
  2. 銀行による取引禁止
  3. 自分で取引制限をかけている

該当しそうな場合は早めに対処しましょう!

残高不足

ATMの使い方もOK。キャッシュカードにも問題なし。

でも、預金残高を超える金額でお金をおろすことはできません。

銀行用語でいう『残高不足』。

対策は、残高を事前に確認して出金取引を行うことです。

ちなみに、残高不足を発生させると銀行からローン勧誘の連絡が来る可能性があります。

銀行から電話がかかって欲しくない人は、特に注意しましょう!

銀行による取引禁止

銀行は、預金取引を一切できなくする取引禁止の設定を行うことがあります。

この取引禁止をかけられると、出金も入金もできなくなります。

銀行が取引禁止をかける主な理由は以下のとおりです。

  • 税金の滞納
  • ローン返済の延滞
  • 資産の差押え命令
  • 疑わしい取引がある口座

取引禁止をかけられた預金口座を使うためには、上記の要因を解消する必要があります。

銀行は、取引禁止をかけると必ずお客様へ連絡します。連絡してきた銀行員としっかり会話して、対処しましょう。

【関連記事】銀行からの電話対処方法
https://oyatsuimoblog.com/tel/

自分で取引制限をかけている

銀行の取引禁止と同様にあなた自身がキャッシュカードを使ったATM取引に制限を設定したことが原因で、キャッシュカードが使えないこともありえます。

例えば、楽天銀行では

  • ATM取引不可
  • ATM出金額の上限設定
  • ATM振込み金額の上限設定

の3つを自分で設定できます。

ネット銀行のATMセキュリティ登録画面

預金口座に取引制限をしてないか確認しましょう!

まとめ

まとめ

キャッシュカードが使えない12個の原因とチェックポイントは以下のとおりです。

  1. タッチパネルの誤操作
    タッチパネルは超繊細。タッチの都度、内容確認を。
  2. カードを入れる向き
    キャッシュカードを逆に入れてない?
  3. ATMで出せる札の枚数オーバー
    ATMで出せる枚数を超えてない?
  4. 他の銀行のATM
    キャッシュカードと同じ銀行のATMを使ってる?
  5. 暗証番号を間違っている
    本当に正しい暗証番号を入力してる?
  6. キャッシュカード以外
    クレジットカードなど違うカードを使ってない?
  7. キャッシュカードの破損
    よく見ると、キャッシュカードが破損してない?
  8. キャッシュカードの磁気不良
  9. キャッシュカード再発行中
    無くしたカードを発見しても、再発行手続き後は使えない。
  10. 残高不足
    残高を超えた出金をしていませんか?
  11. 銀行による取引禁止
    銀行から電話があったら、取引禁止の連絡かもしれません。
  12. 自分で取引制限をかけている
    銀行アプリなどで取引制限してないか確認を。
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