今すぐお金が必要なのに
ATMにキャッシュカードを入れるとエラーになる!
エラーが発生する原因は
- ATMの使い方を間違ってる
- キャッシュカード自体に問題がある
- 預金口座に問題がある
の3つに分けられます。
キャッシュカードが使えなかったあなた!
ATMでエラーが発生したときのことを思い浮かべつつ、この記事で
- キャッシュカードが使えない原因
- それぞれの原因への対処法
を確認しましょう!
ATMの使い方を間違ってるケース
ATMの使い方を間違っているがゆえに、キャッシュカードが使えないケースは結構あります。
この章で紹介する内容を聞くと
『そんな間違いをするわけない!』と感じるかもしれません。
しかし、人は意外と単純なミスをするもの。
まずはご確認を!
タッチパネルの誤操作
皆さん、「誤操作なんて有り得ない」と思い、この原因をスルーしないでください!
なぜならATMの液晶タッチパネルは感度がかなり高いので、誤操作が非常に起きやすいです。
嘘だと思うかもしれませんが、例えば『冬の寒い日』。寒さで指が震えるままに、ATMの暗証番号画面で『9』をタッチすると…
と連続で『9』が入力されたりします。
対策はシンプルです。
数字を1つ押すたびに画面を見て、数字が1つしか入力されていないことを確認しましょう。
あせらなくても大丈夫!
急がば回れ、ですね!
カードを入れる向き
カードを入れる向きが違うと、当然うまくいきません。
このミスが起きやすいのがダブルストライプのカードです。
ダブルストライプのカードとは、2つの磁気ストライプがあり
- 片方では預金取引
- もう片方ではカードローン取引
などが行えるカードです。
預金取引を行いたいのに、カードローン側のストライプが読まれる向きでカードを入れると、預金取引はできません。
対策についてですが、
銀行によっては、見た目でどちらのストライプが預金取引なのか判断しにくいものもあります。とりあえず、うまく取引できなかったときは逆方向にカードを入れてみるのが良いでしょう!
ATMで出せる札の枚数オーバー
実は、ATMには『一回の取引で出せるお札の枚数に上限』があります。
これは各銀行で異なりますが、多くの銀行が50枚を上限にしています。
一万円札を50枚以上もおろすことはないなぁ
と思った人は、お待ちください!
上限があるのは、金額ではなく枚数です。
例えば
- 6万円をすべて千円札でおろすと、枚数は60枚
こういったケースは上限枚数エラーのため、お金はおろせません。
他の銀行のATM
高齢の方に多いのが
お金をおろそうとしている銀行とは別の銀行のATMを使っているケース。
銀行のATMはどこも似たデザインなので、意図せず間違えることはよくある話です。
対策としては、ATMの真ん前にたつより先の段階。銀行支店に入る前に、使いたい銀行であることを確認しましょう。
暗証番号を間違っている
この記事を読んでいる人は
暗証番号は合ってるのに、キャッシュカードが使えない…
と思ってますよね。
皆さんに改めて確認したいのが
『その暗証番号、本当に合ってますか?』
そもそも、頭に思い浮かべている暗証番号が正しくないことはよくあることです。
例えば、
- クレジットカードの暗証番号と間違ってませんか?
- 近頃、暗証番号を変えていませんか?
- 楽天銀行のように、2つの暗証番号がある銀行もあります。ATMで使う際の暗証番号を入力しましたか?
今一度、正しい暗証番号を入力しているか思い返してみましょう!
キャッシュカードに問題があるケース
続いては
キャッシュカードに何らかの問題があり、エラーが発生しているケース。
このケースでは「カードを見れば分かる問題」と「パッと見では分からない問題」があります。
具体的に見ていきましょう!
キャッシュカードではないカード
おそらく、キャッシュカードが使えない原因ナンバーワンはコレ。
キャッシュカードではないカードをATMに入れているケースです。
間違えやすい順に
- クレジットカード
- 健康保険証
- 何かの会員カード
- 社員証
などが挙げられます。
これからは、マイナンバーカードと間違えることが増えそう…
皆さん、ご注意を!
キャッシュカードの破損
ATMもキャッシュカードも、とても繊細です。
キャッシュカードが少しでも割れていたり、傷がついている、あるいは汚れが付いているとATMでは使えません。
パッと見では分からない傷がついていることはよくあります。お手元のキャッシュカードを一回チェックしてみましょう!
キャッシュカードの磁気不良
小さな傷がないとしたら、次はキャッシュカードの磁気ストライプが不良の可能性があります。
磁気ストライプとは、キャッシュカードの黒い線の部分です(下の画像)。
キャッシュカードの磁気不良については、下の関連記事をご覧ください!
【関連記事】磁気不良になるか大実験!
【関連記事】キャッシュカードを長持ちさせる方法
キャッシュカード再発行中
キャッシュカード再発行中に、旧キャッシュカードは使えません。
これ、どういうことかと言うと
- キャッシュカードを無くした。
- 銀行で再発行を依頼。
- 新しいカードが来るのを待っていたら…
無くしたキャッシュカードを発見! - 発見した旧キャッシュカードをATMに入れても使えない!
といった流れがよくあるパターンです。
対策はただ一つ。
新しいキャッシュカードが来るのを待つか、通帳を持って銀行窓口に行きましょう!
預金口座に問題があるケース
最後のケースが
そのキャッシュカードでお金を引き出す預金口座に問題があるケースです。
この預金口座の問題。
内容によっては、根本的な解決に時間がかかるものもあります。
内容を確認し、該当する場合は早めに対処しましょう!
残高不足
ATMの使い方もOK。
キャッシュカードにも問題なし。
でも、預金口座にある残高を超える金額では、お金をおろすことはできません。
銀行用語でいう『残高不足』。
対策は、残高がいくらなのかを確認してから、出金取引を行いましょう。
ちなみに、残高不足を発生させると、銀行からローン勧誘の連絡が来る可能性があります。
銀行から電話がかかって欲しくない人は、特に注意しましょう!
銀行による取引禁止
銀行は、お客様の預金口座の取引を一切できなくする『取引禁止の設定』を行うことがあります。
この取引禁止をかけられると、当然に出金も入金もできなくなります。
銀行が取引禁止をかける理由は、非常に多岐にわたります。主な理由は以下のとおりです。
- 税金の滞納
- ローン返済の延滞
- 資産の差押え命令
- 疑わしい取引がある口座
取引禁止をかけられた預金口座での取引を再開するには、上記の要因を解消する必要があります。
銀行は、取引禁止をかけたあとで必ずお客様へ連絡します。連絡してきた銀行員としっかり会話して、対処しましょう。
自分で取引制限をかけている
銀行の取引禁止と同様に
あなた自身が『キャッシュカードを使ったATM取引に制限を設けていること』が原因で、キャッシュカードが使えないこともありえます。
例えば、楽天銀行では
- ATM取引不可
- ATM出金額の上限設定
- ATM振込み金額の上限設定
の3つを自分で設定できます。
今一度、自分の預金口座の取引制限がないかを確認しましょう!
まとめ
キャッシュカードが使えない12個の原因とチェックポイントは以下のとおりです。
- タッチパネルの誤操作
タッチパネルは超繊細。タッチの都度、内容確認を。 - カードを入れる向き
キャッシュカードを逆に入れてない? - ATMで出せる札の枚数オーバー
ATMで出せる枚数を超えてない? - 他の銀行のATM
キャッシュカードと同じ銀行のATMを使ってる? - 暗証番号を間違っている
本当に正しい暗証番号を入力してる? - キャッシュカード以外
クレジットカードなど違うカードを使ってない? - キャッシュカードの破損
よく見ると、キャッシュカードが破損してない? - キャッシュカードの磁気不良
- キャッシュカード再発行中
無くしたカードを発見しても、再発行手続き後は使えない。 - 残高不足
残高を超えた出金をしていませんか? - 銀行による取引禁止
銀行から電話があったら、取引禁止の連絡かもしれません。 - 自分で取引制限をかけている
銀行アプリなどで取引制限してないか確認を。