銀行の言葉遣いは独特です。
この記事では、
に向けて
について現役銀行員が詳しく解説します。是非ご覧ください!
- 勤務歴10数年の現役銀行員。支店勤務後、他の銀行とIT企業へ。
- 現在は、本部の企画部門で営業戦略の策定などを担当。
- 他の銀行との交流を通じて、幅広い銀行情報を発信しています。
御行と貴行の違い

まずは、よく使う銀行の呼び名の違いを解説します。
- 御行(おんこう)
銀行のことを丁寧に言うとき - 貴行(きこう)
銀行のことを丁寧に書くとき
就職面接にて…

地域のトップ銀行である貴行で、地域経済の発展に貢献したいです!!

正しくは「御行」だな。言葉遣いは△だな…。
こんがらがる人は、
- 言う御行は、あ行のセット
- 書く貴行は、か行のセット
と覚えましょう!
昔は貴社(きしゃ)のみだったそう。帰社や記者と呼び名が同じなので、話し言葉では貴社をやめて、代わりに御社と言うようになったそうです。
他の金融機関の読み方は以下のとおりです。
信用金庫は、御庫(おんこ)・貴庫(きこ)、信用組合は、御組合(おんくみあい)・貴組合(きくみあい)。
省庁は、御省(おんしょう)・貴省(きしょう)。都道府県庁は、御庁(おんちょう)・貴庁(きちょう)。市区役所は、御所(おんしょ)・貴所(きしょ)。
弊行・当行・自行の違い

続いて、たまに耳にする「弊行」と「当行」と「自行」。これらはいずれも、銀行員自身が自分の勤める銀行を表現するときに使う言葉です。
違いは以下のとおりです。
- 弊行(へいこう)
目上の相手に対して、自分が勤める銀行を表現するとき。 - 当行(とうこう)
対等な相手に対して、自分が勤める銀行を表現するとき。 - 自行(じこう)
自社内などで、自分が勤める銀行を表現するとき。
『弊』という漢字には、古い・悪い・ぼろぼろ等の意味があり、自分を卑下する意味を持ちます。
就職説明会などでは学生の皆さんを対等な相手と見なし、自分の銀行のことを当行と表現します。
利用シーンが少ない自行は、為替担当者が自分の銀行のことを自行と、他の銀行を他行と呼ぶといった使い方をします。

自行は聞きなれないマニアックな呼び名ですね!
銀行の人事が気にする言葉づかい

ここからは、就職活動中の人が知っておくべき、銀行の人事担当者が気にする言葉づかいについて解説します。
一つひとつは小さなことですが、
神は細部に宿る・・・
塵も積もれば山となる・・・
就職面接では細やかな言葉づかいを心がけましょう。
気をつけるべき一人称
自分のことを指す一人称の使い方。人事担当者は地味にチェックしています。
ぼく、おれ、わし、おいどんetc

会話の中で思わず『おれ』が出ると、「緊張感ないやつだな」と思われます!
わたくし、あたし

『わたくし』は過剰に丁寧。
丁寧過ぎも微妙です!
わたし
いわずもがな、コレ一択です!

ふつうが一番!!
小生、小職
これらは、偉い人が目下の人に対して使う言葉です。

意識高い若者が「小職は~」と話し始めると、逆に浅はかだなと思われます。
謝るときこそチャンス!
何らかの事情で銀行の人事担当や面接官に謝るべきシーン。こんなときは必要以上に焦る必要はありません。
むしろピンチはチャンス。謝るときこそしっかりと謝罪コミュニケーションをとりましょう。
- すいません、すんません←軽すぎる!
- 言い訳から入る。

話し冒頭からの言い訳はNG!
真っ先に『大変申し訳ございません』と言いましょう。『申し訳ありません』でなく、謝罪は最上級に丁寧に。

顔を上気させ、焦ってる感を全面に!
指摘されたときは…
銀行の面接官は細かい指摘を行うのが趣味のプライド高い人たちと思って、採用面接に挑みましょう。
そのくらい採用面接での言動には、細心の注意を払う必要があります。

- でも~。
- いえ!違います!

否定から入るのは絶対NGです!面接官は、あなたの論破力を知りたいわけではい!
- 『おっしゃるとおりです』『ごもっともです』
- どうしても言い返すときは、『ごもっともです。私は××と考えていたので、先ほどおっしゃられた〇〇という考え方は、とても学びになりました』などが好感度が高いです。
※『参考になりました』より『学びになりました』の方が適切です。

面接官は、あなたの柔軟性・素直さを知りたいのです!
テンプレよりも自分の言葉が大切
採用面接では、立派なことを言うよりも自分の本心を自分の言葉で伝えることが大切です。
志望動機をテンプレのまま返答するのは絶対NG。
志望動機はチャンス!独自性のある自らの言葉で、志望動機をアツく伝えましょう。
地銀の場合、『私は、地域ナンバーワンの企業である御行で、地域のために働きたいです。』

ベタすぎて全然、面白くない!そもそも地銀は地域ナンバーワン企業ではないです。
『私は地域のために働きたいです。そのためには、地域の様々な企業との結びつきが強い御行で働きたいんです。そして、金融のみならず様々な面から地域の持続性を高めるような人生を歩みたいです!』

ポイントは
- 銀行は社会への影響が大きいと認識している点
- 金融以外にも地域貢献したいという意思
- 地域の持続可能性というキラーワード
の3つです。
志望動機を考えるにあたっては、銀行員のやりがいを知ることが大切です。以下の記事を参考にしてください!
まとめ

銀行の独特な言葉遣いと銀行人事の言葉遣い注意点を紹介して参りました。
改めて、銀行の呼び方をおさらいすると以下のとおりです。
この記事で、銀行の独特な言葉遣いと異質な文化を少しでも感じて頂ければ幸いです!



